【ダイビング豆知識】魚の色は深さで変わるって知ってた?

こんにちは!ダイビングショップ セブンエースです。
今日は、ダイビング中に「魚の色が思っていたのと違う!」と驚いた経験がある方に向けて、水深と色の関係についてわかりやすく解説します。


◆ 魚の色が違って見える理由

水中では、光の性質が空気中と大きく異なります。
実は、太陽光(白色光)は水に入ると波長の短い色から順に吸収されていきます。

吸収される順番吸収される深さの目安
① 赤色約5〜10m
② 橙・黄色橙・黄10〜20m
③ 緑色20〜30m
④ 青色30m以降も比較的残る

つまり、水深10mを超えると「赤」はほとんど見えなくなり、赤い魚は黒やグレーに見えるようになります。


◆ 実際にどう見える?よくある例

🔴 赤い魚(例:ベニカエルアンコウ、オトヒメエビなど)

→ 深場では黒や茶色に見える。

🟠 オレンジ系(例:クマノミ、キンギョハナダイなど)

→ 深く潜ると黄色っぽく変化。

🟡 黄色い魚(例:ヨスジフエダイ、ネンブツダイなど)

→ 20m以上では色が褪せて見える。

🔵 青い魚(例:ソラスズメダイ、ルリスズメダイなど)

→ 比較的そのまま綺麗に見える!


◆ 色が見えるかどうかで水深の目安も分かる!

ガイドやインストラクターの中には、色の見え方で大体の水深を推測できる人もいます。
「赤が見えなくなった=10m以上潜っているな」といった判断が可能です。


◆ 水中ライトやストロボで本来の色が見える

ナイトダイビングや水深のある場所では、ライトを使うと魚の本来の鮮やかな色が浮かび上がります。

📸 水中カメラで綺麗な写真を撮りたい場合は、ライトやストロボは必須!
赤や黄色の魚もバッチリ色鮮やかに写せます。


◆ 体験ダイビングでも「色の変化」は楽しめる!

体験ダイビングの水深(5〜10m)でも赤やオレンジの色が変わる様子が楽しめます。
「さっき見た魚、こんな色だったの!?」と水面での写真と比べて驚かれることも。


◆ まとめ

  • 水中では赤→青の順に色が見えにくくなる
  • 赤は10m程度で黒っぽく見えるようになる
  • 青や紫は深くまで残る
  • 水中ライトで色がよみがえる

ダイビングは、ただ魚を見るだけでなく、「色の変化」まで楽しめるスポーツです。
セブンエースのファンダイビングや講習では、こうした海の不思議も丁寧に解説していますので、ぜひお気軽にご参加ください!

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