バディダイビングの基本と失敗しやすいポイント

ダイビングは一人ではなくバディ(相棒)と一緒に潜ることが基本です。
安全に楽しく潜るためには、バディとの連携が欠かせません。ここでは、バディダイビングの基本と、初心者がつまづきやすいポイントを紹介します。


バディダイビングの基本

1. 事前の打ち合わせ(ダイブプランの共有)

  • 潜る場所や深度、時間の確認

  • 海況や流れの情報を共有

  • 緊急時の連絡方法を確認

潜る前にお互いのスキルや不安な点を確認することで、安全性が格段にアップします。


2. 潜降前のバディチェック

  • BWRAF(B:BCD、W:ウェイト、R:リリース類、A:エア、F:ファイナル)などの流れでチェック

  • 空気残量、器材の装着状態、マスク・フィンの確認

陸上でしっかりチェックすることで、水中トラブルを未然に防げます。


3. 水中での連携

  • 常にバディの位置を意識

  • 合図で意思疎通(OKサイン、浮上サインなど)

  • 万が一のときはお互いに助け合う

バディは単なる友達ではなく、安全のためのパートナーです。


4. 浮上・エキジット時の確認

  • 安全停止中もバディと一緒

  • 浮上後は器材を片付けながら互いの体調を確認

これで潜水中だけでなく、ダイビング全体が安全になります。


初心者がつまづきやすいポイント

1. バディの位置を見失う

  • 潜降や移動中に気づいたら距離が離れていることがある

  • 常に目視できる範囲を意識、不安なら止まって確認

2. 合図のタイミングや意味が曖昧

  • OKサインや浮上サインを出すタイミングが遅れる

  • 事前に合図の意味をバディと確認しておく

3. バディ任せにしすぎる

  • 自分の器材チェックや浮力コントロールを怠る

  • 自分の安全は自分で守ることが大切

4. 緊急時の行動が不明確

  • パニック時にどう対応するか分からず慌てる

  • 練習や講習で緊急手順を繰り返す


まとめ

バディダイビングの基本は、

  • 潜る前にダイブプランを共有する

  • バディチェックで器材と空気を確認する

  • 水中ではお互いの位置と合図を意識する

  • 浮上後も安全を確認する

そして初心者が失敗しやすいのは、

  • バディの位置を見失う

  • 合図のタイミングや意味を間違える

  • 自分の安全管理を怠る

  • 緊急時の行動が不明確

これらを意識するだけで、安全に楽しく潜ることができますよ。

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マスクの曇り止めの正しい方法

ダイビングで快適に潜るために欠かせないのが、マスクの曇り止めです。
曇ったマスクだと視界が悪くなり、水中での不安や疲れにつながります。
ここでは、初心者でもできる正しい曇り止め方法をご紹介します。


1. 市販の曇り止めを使う

最も簡単で効果的なのは、市販のマスク用曇り止め。

  • 少量をマスクの内側に塗る

  • 数秒間広げたあと、水で軽くゆすぐ

ポイントは少量を薄く伸ばすこと。塗りすぎると水中で白く濁る場合があります。


2. 自然な方法(唾や石鹸)も効果的

市販品がなくても、身近な方法で曇り止めができます。

唾を使う方法

  • マスクの内側に唾を薄く塗る

  • 指で全体に伸ばす

  • 水で軽くゆすぐ

石鹸や食器用洗剤を使う方法

  • ごく少量の液体石鹸を薄く塗る

  • 水で軽くすすぐ

どちらも薄く広げることがコツです。厚く塗ると視界が白く曇ることがあります。


3. 初めてマスクを使うときの手順も大事

新品マスクは工場の離型剤が残っていることがあり、そのままだと曇りやすいです。

  • 水でよく洗う

  • 歯磨き粉などを使用して油膜などを落とす

    • 少量のペーストをレンズの内側に塗る

    • 指で薄く伸ばす

    • 数分置いたあと、水でしっかりすすぐ

    ⚠️ 歯磨き粉は研磨剤の入っていないものを使用するのがポイントです。間違えるとレンズに傷がつくことがあります。

  • 市販曇り止めや唾でコーティングする

これで曇りにくくなります。


4. 水中で曇った場合の対処法

  • マスクを軽く上にずらし、水を少し入れて払い落とす

  • 息をマスク内に吹きかけて拭く

焦らず、落ち着いて処理すれば視界が回復します。


まとめ

マスクを曇らせないコツは、

  • 市販の曇り止めを正しく使う

  • 唾や石鹸を薄く塗る方法もある

  • 新品マスクはしっかり洗ってから使う

  • 水中で曇ったら落ち着いて対処する

これだけで快適な視界を保ち、より安心してダイビングを楽しめます。

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初心者がつまづきやすいスキルと克服法

ダイビングを始めたばかりの頃は、誰でも「うまくできないな…」と感じるスキルがあります。
ここでは、初心者が特につまづきやすい代表的なスキルと、その克服法をご紹介します。


1. 耳抜き

つまづきポイント

・潜降中に耳が痛くなり、うまく抜けない
・焦って強くやりすぎてしまう

克服法

  • 早め&こまめに耳抜きをする(1mごとに)

  • 顔を少し上に向けると抜けやすい

  • バルサルバ法だけでなく、唾を飲み込む「トインビー法」も試す


2. マスククリア

つまづきポイント

・水が入ってくると慌ててしまう
・鼻に水が入りそうで怖い

克服法

  • 陸上や浅い場所で「少し水を入れて出す」練習から始める

  • 目をつぶらずにやると落ち着きやすい

  • 「鼻から息を出す」ことを意識すれば水は簡単に抜ける


3. 中性浮力(ホバリング)

つまづきポイント

・浮きすぎたり沈みすぎたりして安定できない
・呼吸だけで浮力をコントロールする感覚が難しい

克服法

  • BCDの空気量を「ちょっとずつ」調整する

  • 呼吸を大きくすると浮く、小さくすると沈むことを意識する

  • 安全停止中にホバリングの練習をすると上達が早い


4. フィンキック

つまづきポイント

・力任せにバタバタして疲れてしまう
・水中で進みにくい

克服法

  • 膝を曲げすぎず「足全体で大きく蹴る」意識を持つ

  • ゆっくりリズムよく蹴った方が楽に進める

  • 水面ではバタ足、水中ではフィンキックと使い分ける


5. 潜降

つまづきポイント

・耳抜きや浮力調整がうまくいかず時間がかかる
・ロープなしでは不安定

克服法

  • ロープを使ってゆっくり潜る

  • 息をしっかり吐いて体を沈める

  • 耳抜きは無理せず止まってやる


まとめ

初心者がつまづきやすいのは、

  • 耳抜き

  • マスククリア

  • 中性浮力

  • フィンキック

  • 潜降

といったスキルです。

どれも練習を重ねれば必ず克服できるもの。焦らず、インストラクターのサポートを受けながら少しずつ慣れていきましょう。

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秋から冬にライセンス講習を受けるメリットとは?

「ダイビングのライセンス講習は夏に受けるもの」と思っていませんか?
実は、秋から冬にかけてこそライセンス取得におすすめのシーズンなんです。ここでは、その理由をいくつかご紹介します。


1. 海の透明度がグッと上がる

秋から冬にかけてはプランクトンが減り、海の透明度が一気に良くなります。
伊豆など関東近海でも15〜20m以上の視界が広がる日が増え、初心者の方でも安心して講習を進められます。


2. 講習が落ち着いて受けられる

夏のピークシーズンはプールも海も混雑気味ですが、秋以降はぐっと落ち着きます。
そのため、インストラクターからじっくり丁寧に教わるチャンスが多く、苦手なスキルも余裕を持って練習できます。


3. 翌シーズンにすぐファンダイビングへ

秋から冬にライセンスを取得しておけば、春〜夏のベストシーズンにすぐファンダイビングを楽しめるようになります。
「夏に講習 → その年は練習で終わり」にならず、シーズン本番をフルで楽しめるのが大きなメリットです。


4. ドライスーツに慣れられる

水温が下がり始める秋からは、講習でもドライスーツを使う機会が増えます。
ドライスーツ特有の浮力コントロールに早く慣れておくと、1年中快適に潜れるスキルが自然と身に付きます。


5. お得に受講できることも

秋から冬はオフシーズンに入るため、講習費用や宿泊費が割安になるケースもあります。さらに、予約が取りやすく自分のペースでスケジュールを組めるのも嬉しいポイントです。


まとめ

秋から冬にライセンス講習を受けるメリットは、

  • 透明度が高いきれいな海で潜れる

  • 混雑がなく講習に集中できる

  • 翌シーズンにすぐファンダイブが楽しめる

  • ドライスーツに早くから慣れられる

  • 費用面でお得な場合がある

という点です。

「来年のシーズンを存分に楽しみたい!」という方は、秋から冬のうちにライセンスを取得するのがおすすめですよ。

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ダイビング中によくあるトラブルと未然に防ぐコツ

水中は非日常の世界。だからこそ、ちょっとしたトラブルでも不安が大きくなりがちです。
でも、事前に知っておけば防げるものも多いんです。ここではダイビング中によくあるトラブルと、その予防法を紹介します。


1. マスクに水が入る

よくある原因

  • マスクストラップの締めすぎ/ゆるすぎ

  • 髪の毛やフードがマスクに挟まっている

未然に防ぐコツ

  • 装着前に髪の毛をしっかり払う

  • ストラップはきつすぎず、程よい位置で固定

  • 水が入っても慌てずに、鼻から息を出して水抜き練習を事前に


2. 耳抜きができない

よくある原因

  • 潜降が早すぎる

  • 鼻炎や体調不良で耳管が狭まっている

未然に防ぐコツ

  • ゆっくり潜降して、こまめに耳抜き

  • 風邪気味・鼻詰まりの時は無理して潜らない

  • バディやインストラクターに「耳が抜けない」とすぐに伝える勇気を


3. フィンが外れる/外れそうになる

よくある原因

  • ストラップの締め具合が不適切

  • エントリー前の確認不足

未然に防ぐコツ

  • 装着後に必ず自分とバディでストラップを再確認

  • 陸上で少し歩いてみて違和感がないかチェック


4. 足がつる(こむら返り)

よくある原因

  • 水中で力みすぎたフィンキック

  • 体が冷えて血流が悪くなる

  • 潜る前の水分不足

未然に防ぐコツ

  • 潜る前にストレッチをしておく

  • キックは力を抜いて大きくゆったりと

  • こまめに水分補給を心がける


5. エア切れ(残圧不足)

よくある原因

  • 残圧計の確認を怠った

  • 予定以上に深く潜りすぎた/動きすぎた

未然に防ぐコツ

  • こまめに残圧計を確認する習慣をつける

  • 不安なときはバディやインストラクターに残圧を伝える

  • 余裕を持ったエア管理(50barになったら浮上開始の意識)


6. 浮力コントロールができない

よくある原因

  • BCDへの給気・排気が遅れる

  • ウェイト量が合っていない

未然に防ぐコツ

  • まずは自分に合った適正ウェイトを知る

  • 潜降・浮上時は小まめに空気を調整する

  • 練習の場として安全停止中にホバリングを意識する


まとめ

ダイビング中のトラブルは、ちょっとした意識と準備でほとんどが防げます。
特に大切なのは、バディやインストラクターに「伝えること」。一人で我慢せず、すぐに共有することで安全につながります。

安心して楽しむために、日頃から「トラブルを未然に防ぐ意識」を持って潜りましょう!

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ナイトダイビングの魅力と注意点

昼間とはまったく違う表情を見せてくれる夜の海。ライトを片手に潜るナイトダイビングは、特別な体験として多くのダイバーを魅了しています。ここでは、その魅力と、安全に楽しむための注意点をご紹介します。


🌙 ナイトダイビングの魅力

1. 夜行性の生き物に出会える

昼間は岩陰に隠れている魚や甲殻類が活発に活動するのが夜。エビやカニ、夜にだけ姿を現すウミウシなど、普段見られない生き物との出会いがあります。

2. 魚たちの寝姿が見られる

昼間に元気に泳いでいた魚たちが、水底やサンゴの隙間で休んでいる姿はとても可愛らしく、昼の海では見られない一面です。

3. ライトに照らされる幻想的な景色

ダイバーのライトで照らされた水中は、暗闇の中に浮かび上がる幻想的な空間。夜の海は透明度が高く感じられ、昼間よりも神秘的な雰囲気に包まれます。

4. 夜光虫やプランクトンの光

ライトを消して手を動かすと、夜光虫が青白く光る様子が見えることも。まるで宇宙にいるかのような神秘的な体験ができます。


⚠️ ナイトダイビングの注意点

1. ライトは必携、予備も忘れずに

メインライトに加えて必ず予備のライトを持参しましょう。ライトが切れてしまうと安全に浮上できなくなる可能性があります。

2. バディとの距離は昼以上に意識

暗闇では少し離れるだけで見失いやすくなります。バディライトを確認し合いながら、常に近い距離で行動しましょう。

3. 潜るポイントは事前に把握しておく

ナイトダイビングでは新しいポイントは避け、昼間に潜った場所で行うのが基本です。地形や目印を頭に入れておくと安心です。

4. 浮上は特に慎重に

水面は真っ暗で位置感覚を失いやすいため、コンパスやダイブコンピューターを活用して安全に浮上しましょう。

5. 心理的な不安に注意

暗い海はワクワク感と同時に不安も伴います。少しでも不安を感じるときは無理をせず、バディやインストラクターに伝えましょう。


まとめ

ナイトダイビングは「夜の海だからこそ出会える世界」を体験できる特別なダイビングです。
ただし、昼間よりもリスクが増える分、ライト・バディ・事前準備が何より大切です。

しっかり準備を整え、安全に楽しみながら、神秘的な夜の海を堪能してみませんか?

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バディチェックの流れと大切さ ― BWRAFを覚えよう!

ダイビングは一人で潜るものではありません。常に「バディ」と一緒に行動するのが基本であり、安全のために欠かせないルールです。そんなバディダイビングの出発点が バディチェック。潜る前にお互いの器材やセッティングを確認し合うことで、思わぬトラブルを防げます。

バディチェックの基本「BWRAF」とは?

世界的に広く使われているバディチェックの手順が「BWRAF」です。
順番を覚えやすくするために、語呂合わせとして
「Begin With Review And Friend(ビギン・ウィズ・リビュー・アンド・フレンズ)」
と覚える方法もあります。意味は「友達と一緒に確認を始めよう」で、バディチェックの精神そのものです。

内容は以下の通りです。

  1. B = Buoyancy(浮力調整具=BCD)

    • インフレーターで空気が入るか・抜けるか

    • 排気バルブの動作確認

  2. W = Weights(ウェイト)

    • きちんと装着しているか

    • 緊急時にリリースできる位置にあるか

  3. R = Releases(リリース=バックル・留め具)

    • BCDのバックルがすべて閉まっているか

    • ホースが絡んでいないか

  4. A = Air(エア=残圧・呼吸確認)

    • 残圧計でタンクの残量をチェック

    • レギュレーターを咥えて呼吸し、問題ないか

    • オクトパス(予備空気源)も確認

  5. F = Final OK(ファイナルチェック)

    • マスクやフィン、ゲージの位置など最終確認

    • バディ同士で「OK」サインを交わす

バディチェックは“命綱”

「自分の器材だから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、思わぬトラブルは誰にでも起こります。

  • バルブを開け忘れたまま潜る

  • ウェイトを忘れて浮き上がってしまう

  • インフレーターが誤作動する

これらは実際によくある事例ですが、バディチェックで気づければ防げます。

陸上でもバディ!

バディは水中だけでなく、陸上でもサポートし合う存在です。

  • 器材の準備を一緒に確認

  • エントリー前に声を掛け合い、不安を解消

  • エキジット後も体調や疲れを気にかけ合う

こうした気配りがあることで安心感が増し、ダイビングがもっと楽しくなります。


まとめ

バディチェックは「面倒な儀式」ではなく、「安全に潜るための最初のステップ」です。
BWRAFと“Begin With Review And Friend”をセットで覚え、陸でも水中でもバディを大切にすることが、安心で楽しいダイビングにつながります。

潜る前には必ずバディと確認しあってくださいね!

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ホバリングを安定させるコツ|水中で浮きも沈みもしない中性浮力の極意

ダイビング中、まるで宙に浮いているかのようにピタッと止まれる ホバリング
中性浮力の上達度を測る目安でもあり、水中撮影や安全停止のときに欠かせないスキルです。
しかし、いざやってみると「浮いたり沈んだりを繰り返してしまう…」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ホバリングを安定させるためのコツを整理しました。


1. 呼吸で浮力をコントロールする

ホバリングは「息の吸い方・吐き方」で姿勢が大きく変わります。

コツ

  • 深呼吸ではなく、落ち着いたリズムで呼吸

  • 吸うときにふわっと上がり、吐くときにゆっくり下がる感覚をつかむ

  • 呼吸で「1m以内」の範囲に収まるよう意識


2. 姿勢を整える

体が斜めになると前進・後退してしまいます。

コツ

  • 背筋をまっすぐ伸ばし、軽く膝を曲げる

  • 腕を広げすぎず、自然に前に出す

  • 視線はやや前方、顎を引きすぎない


3. 手を使わない

手で水をかくとバランスを崩しやすく、見た目もスマートではありません。

コツ

  • 手は胸の前で軽く組む

  • 浮力調整はすべて 呼吸とフィンの小さな動き で行う


4. フィンの使い方

フィンは大きく動かすのではなく、姿勢を安定させるために使います。

コツ

  • ゆるく上下に小さく動かす「スキャリング(小刻みなかき)」を覚える

  • 膝下だけで調整し、バタバタ蹴らない


5. 練習場所の工夫

いきなり深場で練習すると難しいため、段階を踏むのがおすすめです。

おすすめの練習方法

  • プールや浅場(水深3~5m程度)で練習

  • 安全停止中にホバリングの練習をする

  • 魚や岩を目安にして「同じ高さをキープ」する意識


まとめ

ホバリング上達の秘訣は、呼吸・姿勢・手足のコントロール
最初はフワフワしてしまっても、少しずつコツをつかむことで必ず安定して止まれるようになります。

水中でピタッと静止できると、写真撮影も安全停止もぐっと余裕が生まれ、ダイビングがもっと楽しくなりますよ。

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フィンキックの種類と使い分け|効率よく泳ぐためのコツ

ダイビング中の移動手段といえば フィンキック
正しいキックを身につけると、疲れにくく、空気の消費も抑えられ、水中での安定感も増します。ここでは代表的なフィンキックの種類と、それぞれの使い分け、さらに上達のためのコツをご紹介します。


1. フラッターキック(バタ足)

もっとも基本的で多くのダイバーが自然と使っているキックです。
両足を交互に上下に動かすスタイルで、スピードが出やすいのが特徴です。

使いどころ

  • 移動距離が長いとき

  • 流れに逆らって泳ぐとき

コツ

  • 膝を曲げすぎず、股関節から大きく動かす

  • 動きは小刻みより「しなやか」に

  • 水面近くではバシャバシャせず、静かに蹴る


2. フロッグキック(平泳ぎの足)

水を押し出すように足を広げて蹴り、最後に揃える動き。欧米のダイバーやテクニカルダイバーがよく使います。

使いどころ

  • 砂地やサンゴの上など、巻き上げを避けたいとき

  • ゆっくり安定して泳ぎたいとき

コツ

  • 動作の「回収(足を揃える動き)」は静かに

  • 股関節を柔らかく使い、膝は大きく開きすぎない

  • けり出す瞬間に力を入れ、あとは惰性で進むイメージ


3. ドルフィンキック(イルカ泳ぎ)

両足を揃えて波のように動かす方法。フリーダイバーに多いですが、スクーバでも状況によって役立ちます。

使いどころ

  • 水面から水中への潜降時

  • 大きな推進力を一気に得たいとき

コツ

  • 腰から全身を使い「しなる」ように動く

  • 力むよりリズムを大切に

  • 長時間は疲れやすいので短距離で使う


4. バックキック(後ろ向きキック)

足を逆方向に動かして後退するキック。中性浮力をとりながら微調整したいときに便利です。

使いどころ

  • 狭い場所で位置を調整するとき

  • 水中写真を撮影する際の細かい位置取り

コツ

  • 膝を少し曲げて足首を柔らかく使う

  • 大きく動かさず小さな動きでOK

  • 鏡や動画でフォームを確認すると上達が早い


まとめ

フィンキックは状況に応じて 使い分けることが大切
フラッターキックで大移動、フロッグキックで環境に優しく、ドルフィンキックでパワフルに、バックキックで細かく位置調整――これらを意識すれば、水中での余裕がぐっと増します。

「効率よく」「楽に」泳げるようになると、写真撮影もダイビングそのものもさらに楽しくなりますよ。

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スキューバダイビングで使う用語集(初心者編)

ダイビングを始めたばかりの方にとって、耳慣れない言葉が多くて戸惑うことはありませんか?
講習やログブック、先輩ダイバーとの会話の中でもよく出てくる用語を、初心者向けに分かりやすくまとめました。


基本的な用語

  • Cカード(ライセンスカード)
     ダイビング講習を修了すると発行される認定証。これがないとファンダイビングに参加できません。

  • OW(オープンウォーター)
     PADIなどの指導団体で発行される最初のライセンス。水深18mまで潜れるようになります。

  • AOW(アドバンスド・オープンウォーター)
     OWの次のステップ。水深30mまで潜れるようになり、ナビゲーションやディープダイビングを学びます。


ダイビング中によく使う用語

  • エントリー/エキジット
     海に入ることを「エントリー」、上がることを「エキジット」と言います。

  • 安全停止
     浮上の最後に5mで3分間停止して体内の窒素を抜く大切な時間。セブンエースではどんなに浅いダイビングでも必ず実施しています。

  • 中性浮力
     浮きも沈みもしない安定した状態。快適で環境に優しいダイビングに必須のスキルです。

  • 残圧計(SPG)
     タンクに残っている空気の量を確認する計器。「残圧チェック」はバディ同士でも必ず行います。

  • バディ
     一緒に潜る相手。安全確保のため、必ずバディと行動するのが基本です。


安全管理に関わる用語

  • NDL(無減圧限界)
     減圧停止をせずに浮上できる限界時間。ダイブコンピューターで常に確認します。

  • DECO(減圧不要限界を超えた状態)
     本来やってはいけない状態。必ずNDL内で潜水することが大切です。

  • サーフェスインターバル(SI/水面休息)
     ダイビング後に体を休める時間。窒素をしっかり抜くために重要です。


器材に関する用語

  • BCD(浮力調整具)
     ジャケットのように着用し、空気を入れて浮力を調整します。

  • レギュレーター
     タンクの高圧の空気を呼吸できるようにする装置。必ずオーバーホールでメンテナンスが必要です。

  • オクトパス
     予備の呼吸器。バディがトラブル時に使います。


まとめ

初めて聞くと難しそうに感じるダイビング用語も、意味を知ればぐっと身近に感じられます。
用語を覚えることは、安全で快適に潜る第一歩。講習やファンダイビングの前に少しずつ慣れていきましょう。

セブンエースでは初心者の方にも分かりやすく説明し、安心して潜れるようにサポートしています。
気になる用語や不安なことがあれば、ぜひお気軽にスタッフにお尋ねください!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

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