深海魚第7弾です!
今回は、甲殻類の中で深海に暮らすものをご紹介します。
私達にもおなじみな意外なものもいるかもしれませんね。
まずは、オキナエビ
ちょっと見づらいですが、体長15cmほどで、全身に細かい毛が生えている、ザリガニの仲間です。
この、細かい毛がたくさん生えている姿から翁(おきな)の名前が付けられました。
目はほとんど退化しており、長いひげを細かく動かしてその視力を補っています。
水深400-500mほどの深海砂泥底に生息しており、水揚げされることはとても珍しいらしいですよ。
ザリガニの仲間のなかでは、「手長エビ」の名前でもおなじみ、「アカザエビ」も深海魚に分類されます。
(出典:Wikipedia)
続いては、タラバガニ
(出典:Wikipedia)
こちらは、ご存知の方も多いと思いますが、カニの名前がついていますが、実はヤドカリの仲間です。
ご覧のとおり、カニと違い足が8本しかありませんしね。
このタラバガニは、水深30- 350m程度の砂泥底に生息していますが、
日本では、駿河湾や徳島県沖の水深約850- 約1,100mの海域でも発見されています。
タラバガニは、鱈の漁場でよく水揚げされることから、「鱈場蟹」の和名が付けられました。
ヤドカリの仲間では、アカツノチュウコシオリエビやオオコシオリエビなども深海魚になります。
最後に、ヤマトトックリウミグモ
びっくりさせてごめんなさい。このヤマトトックリウミグモ、見た目はまるでクモのようですが、
実はエビやカニの仲間に近いものなんです。
ともかく体全体が細く、内臓や生殖腺は足の中にまで入っているのです。
餌は他の生物の体液を吸っているそうです。
何から何まで不思議な生物ですよね(^_^;)
いかがでしょうか、エビやカニクモという名前ながら、微妙に種類の違うものをご紹介しました。
次回はちゃんとエビやカニをご紹介しようと思いますので、お楽しみに~。
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