皆さん赤潮はご存知でしょうが、青潮っていうのもある事をご存知でしたか?
私もダイビングを始めるまでは知りませんでした。
小学校で習っていたのかなぁ?記憶にありません・・・(+_+)
『赤潮』はプランクトンが異常に増殖して海や川、運河や湖沼等が変色する現象です。
海だけじゃなくて川や湖でも起こるものなんですよ。
水が赤く染まるので『赤潮』と呼ばれるのです。
水の色は原因となるプランクトンの色素によって異なります。
種類によってオレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色等になるそうですよ。
発生する原因の一つとしては護岸工事による干潟の減少があります。
何故干潟が減少すると赤潮が発生するのか?
それは干潟に住むアサリなどの生物が、そこにいる微生物やプランクトン等を
餌として取り込んで、海への栄養塩や有機物の流入を食い止めているからなんです。
いわば自然の浄化槽の役割を果たしてきたわけですね。
しかし、護岸工事などにより干潟が大幅に減少し湾内の富栄養化が進行すると、
プランクトンが大量発生するといったサイクルなのです。
では『青潮』はというと、海水に含まれる硫黄がコロイド化して、
海水が白濁する現象の事をいいます。
青潮が発生すると海は薄い青色に見えるので、青潮と呼ばれています。
夏から秋に多く発生すること多いです。
原因は富栄養化により大量発生したプランクトンが死滅し、海底に沈殿します。
それがバクテリアよって分解される過程で海中の酸素が大量に消費されます。
これにより水中は貧酸素状態になります。
貧酸素状態になると、特殊な微生物が大量の硫化水素を発生し、
表層付近の酸素によって硫化水素が酸化され、硫黄等が生成されます。
硫黄の微粒子はコロイド化して海水中に漂い、太陽光を反射して
海水を乳青色や乳白色に変色させます。
赤潮も青潮も海の富栄養化が原因なんですね。
人間の環境破壊による富栄養化が原因なんて悲しいですね・・・(-_-)
自分たちにも出来る環境保護活動、もう一度自分なりに考えてみませんか?
ダイバーとして守るべきルール、ノンダイバーにも出来る活動。
色々な視点から考えなくてはいけない事がたくさんあると思います。
皆さんもふとした時に考えてみて下さいね(‘ω’)
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