ダイビング中、ふとした拍子に**ふくらはぎや足の指がつる(痙攣する)**ことがあります。痛みと驚きでパニックになりやすいですが、落ち着いて対処すれば安全に解消できます。ここでは原因と対処法を紹介します。
1. 足がつる原因
ダイビング中に足がつる主な原因は次の通りです。
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疲労や長時間のフィンキック
初心者は力が入りすぎてしまい、ふくらはぎや足の筋肉に負担がかかります。 -
水中での冷え
冷たい水に長時間いると筋肉が硬くなり、痙攣しやすくなります。 -
脱水やミネラル不足
ダイビング前後の水分不足や、カルシウム・マグネシウム不足でもつりやすくなります。 -
ウェットスーツやフィンのサイズが合っていない
締め付けが強い場合、血流が悪くなり筋肉がつりやすくなります。
2. 足がつったときの対処法
(1)まず落ち着く
パニックにならず、呼吸を整えながら浮力を安定させます。BCやダイコンを確認し、周囲の安全も確認してください。
(2)つった部分を伸ばす
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ふくらはぎの場合:フィンの足先を手でつかみ、ゆっくり自分の方へ引き寄せます。
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足の指や足裏の場合:つった指を手で曲げ伸ばしし、痛みが和らぐまで保持します。
水中で無理に力を入れると余計につりやすいので、ゆっくり優しく伸ばすのがコツです。
(3)フィンの操作に注意
つった部分を無理に使わず、反対の足や腕を使ってゆっくり移動します。必要ならBCDで浮力を調整してその場で安定しましょう。
(4)水面に上がる場合
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小さな痙攣なら水中で解消可能ですが、痛みが強い場合は安全に浮上してください。
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浮上時は安全停止を取りながら、ゆっくり上がることが重要です。
3. つりにくくする予防法
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ダイビング前にふくらはぎや足のストレッチを行う
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水分補給をしっかり行い、ミネラル不足に注意する
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フィンやウェットスーツのサイズを適切に調整する
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力を入れすぎず効率的なフィンキックを意識する
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体が冷えないよう、ドライスーツや適切なウェットスーツを着用する
まとめ
ダイビング中に足がつるのは珍しいことではありません。落ち着いて筋肉を伸ばし、安全を確認しながら行動することが最優先です。予防のストレッチや水分補給も習慣にすると、快適にダイビングを楽しめますよ!
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