ダイビングの楽しみのひとつは、海の生き物との出会いです。
色とりどりの魚や珍しい生物を間近で観察できるのは、海ならではの魅力ですが、間違った観察の仕方は生物や自分自身に危険を及ぼすことがあります。
今回は、ダイバーが知っておきたい、安全に生物観察を楽しむためのマナーをご紹介します。
1. 生き物に触らない・捕まえない
海の生物には、見た目が可愛くても刺激を与えると攻撃してくるものや、触れると体に毒があるものもいます。
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サンゴを触らない
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ウミウシや小魚を捕まえない
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手で追いかけない
生き物を驚かせたり、傷つけたりすると、生態系にも影響が出ます。
観察は目で楽しむことを第一に考えましょう。
2. 距離を保って観察する
水中では浮力や姿勢を意識して、生物との距離を保つことが重要です。
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バディや周囲のダイバーと衝突しないよう注意
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浮上や沈みすぎを防ぐために水平姿勢を保つ
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写真や動画を撮るときも、生物に近づきすぎない
距離を保つことで、生物の自然な動きを観察でき、事故防止にもつながります。
3. 過剰な追いかけや囲み行為は避ける
珍しい魚やカニ、ウミウシを見つけると、つい追いかけたり囲みたくなるものです。
しかし、群れを乱したり、生物にストレスを与える行為はNG。
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近づきすぎない
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泳ぐ方向を妨げない
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バディや他のダイバーと相談して観察する
生物もストレスを感じると隠れてしまい、観察できるチャンスを失うこともあります。
4. 触れないだけでなく環境も守る
安全な観察は海の環境を守ることとセットです。
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サンゴや岩を蹴らない
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砂を巻き上げない
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ゴミは絶対に捨てない
生態系を守る意識を持つことで、長く楽しめる海を次の世代に残すことができます。
5. バディとコミュニケーションを取る
安全観察にはバディとの協力も欠かせません。
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見つけた生物の位置や方向を合図で伝える
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互いの浮力や位置を確認しながら観察
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写真を撮るときもお互いの安全を優先
安全停止やホバリング中にも、この意識を持つと快適に観察できます。
まとめ
安全に生物観察を楽しむためには、
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生き物に触らない・捕まえない
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距離を保って観察する
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過剰な追いかけや囲みを避ける
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海の環境を守る
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バディとコミュニケーションを取る
これらを意識するだけで、自分も生物も安全に、そして長く観察を楽しむことができます。
セブンエースでは、初心者から経験者まで、安全で快適に生物観察ができる指導を行っています。
海の魅力を存分に楽しむためにも、マナーを守ってダイビングを楽しみましょう!
ご相談などはお気軽にどうぞ!
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