浮力が安定する人・しない人の違い

ダイビングで一番と言っていいほど大切なのが“浮力コントロール”。
同じように潜っていても、ふわっと安定する人と、上下にフワフワしやすい人には、いくつかハッキリした違いがあります。
ここでは、その違いと改善のヒントを分かりやすくまとめました。


浮力が安定する人の特徴

① 呼吸がゆっくり・一定

浮力は呼吸で大きく変わります。
呼吸が安定している人は、水深の変化に左右されにくく、上がったり沈んだりが少ないです。

② BCDの操作量が少ない

「ちょっと浮く → ほんの少し排気」「少し沈む → ほんの少し給気」
この“微調整”が自然にできる人は安定しやすいです。

③ しっかりしたトリム姿勢

体が水平に近いほど抵抗が減り、余計な動きがいりません。
安定している人ほど姿勢が綺麗なのはこのためです。

④ キックが一定で強すぎない

力任せのバタバタキックは浮力を乱す大きな原因。
安定する人は、小さくゆっくり、リズムよく蹴っています。


浮力が安定しない人の特徴

① 呼吸が不規則(焦り気味)

緊張して呼吸が早いと、肺の浮力変化が大きくなり、制御が難しくなります。

② BCDを入れすぎ・抜きすぎる

大きく浮いたり沈んだりするので、操作も大きくなり、余計に乱れがちです。

③ 姿勢が立ち気味(足が下がる)

キックのたびに上方向に力がかかり、どんどん浮きやすくなります。

④ キックで浮力を“補ってしまう”

沈みそう → 足を強く蹴る
浮きそう → 手で水をかく
など、キックで調整しようとすると余計に不安定になります。


改善するためのポイント

● 呼吸練習だけで浮力は大きく変わる

鼻歌を歌うように「吸う:吐く」を一定に。
落ち着くと、浮力は見違えるほど安定します。

● BCDは“1プッシュの半分”を意識

「ちょっとだけ入れる/ちょっとだけ出す」を徹底するだけでかなり変わります。

● トリムは器材セッティングで変わる

・タンクを少し下げる
・重りの位置を調整する
・フィンの角度を変える
これだけで姿勢が整うことも多いです。

● 中性浮力のキックを練習する

フィンの角度を浅く、ゆっくり。
足元だけでなく体全体を“しならせる”イメージができると安定します。


まとめ:浮力はセンスではなく“慣れ”で上手くなる!

浮力の安定・不安定は、ほとんどが呼吸・姿勢・キック・微調整の差です。
つまり、どれも練習すれば確実に上達します。

水中でふわっと止まって、景色を楽しめるとダイビングはさらに楽しくなります。


浮力は一人で悩むより、誰かに見てもらった方が圧倒的に早く上達します。
ぜひ一緒に練習しに行きましょう!セブンエースでお待ちしています😊

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

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