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【サンゴにやさしい日焼け止めとは?】オキシベンゾン&オクチノキサートの影響についてセブンエースが解説

【サンゴにやさしい日焼け止めとは?】オキシベンゾン&オクチノキサートの影響についてセブンエースが解説

こんにちは、ダイビングショップ「セブンエース」です!

最近よく耳にするようになった「リーフセーフ(日焼け止めの環境配慮)」という言葉。
その中でも特に注目されているのが、「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」など一部の紫外線吸収剤を含まないことです。

今回は、これらの成分がなぜサンゴ礁に影響を与えるのか、ダイバーとして知っておきたい情報をお伝えします。


■ オキシベンゾン(Oxybenzone)とは?

オキシベンゾンは、紫外線B波(UVB)とA波(UVA)の両方をカットできる紫外線吸収剤で、多くの化粧品や日焼け止めに使用されてきました。

しかし、近年の研究で海洋環境への深刻な影響が明らかになってきました。

オキシベンゾンの主な影響:

  • サンゴの白化現象を促進

  • サンゴのDNA損傷や奇形

  • 成長中のサンゴ幼生の発育を妨げる

  • 微量(1滴に満たない量でも)で数千リットルの海水に影響

オキシベンゾンは水に溶けやすく、人体から排出されやすいため、海に入るとすぐに水中に拡散してしまいます。


■ オクチノキサート(Octinoxate)とは?

オクチノキサート(別名:メトキシケイ皮酸エチルヘキシル)は、紫外線B波(UVB)を防ぐために使われる紫外線吸収剤です。

こちらもオキシベンゾン同様に、サンゴ礁や海洋生物への影響が報告されています。

オクチノキサートの影響:

  • サンゴの成長阻害白化

  • 海水中で分解されにくく、長期間残留する

  • 海洋生物のホルモンバランスに悪影響


■ 世界的な規制の動き

  • ハワイ州:2018年に「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」配合の日焼け止めを販売禁止

  • パラオ共和国:2020年からさらに厳しい「10成分の禁止リスト」を制定し、リーフセーフ義務化

  • タイの国立公園や一部のビーチ:これら成分を含む日焼け止めの使用自体が禁止

つまり、知らずに持ち込んだ日焼け止めが、現地で使えないこともあるということです。


■ ダイバーが選ぶべき日焼け止めのポイント

ダイビングを楽しむ私たちが、サンゴ礁を守るためにできる小さな行動として、以下のような日焼け止めを選びましょう:

「リーフセーフ」または「Reef-Friendly」と表記があるもの
✅ 成分表示に「オキシベンゾン」「オクチノキサート」が含まれていない
✅ 紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛)を使用したノンケミカルタイプ
ウォータープルーフで落ちにくい → 水中でも効果が持続


■ セブンエースおすすめ&サポート

セブンエースでは、環境にやさしい日焼け止めの選び方や、販売商品についてのご相談も受け付けています。
サンゴを守りながら、安心してダイビングを楽しめるように、環境にやさしい製品を一緒に選んでいきましょう!


■ まとめ

成分名 問題点
オキシベンゾン サンゴのDNA損傷、白化、成長阻害
オクチノキサート サンゴの発育阻害、海洋ホルモン汚染、残留性高い

サンゴ礁は、海の生態系を支える大切な存在です。
日焼け止めひとつからでも、海を守る選択ができます。

出来る事から始める環境保護活動、今こそ始めてみましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

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