初心者がつまづきやすいスキルと克服法

ダイビングを始めたばかりの頃は、誰でも「うまくできないな…」と感じるスキルがあります。
ここでは、初心者が特につまづきやすい代表的なスキルと、その克服法をご紹介します。


1. 耳抜き

つまづきポイント

・潜降中に耳が痛くなり、うまく抜けない
・焦って強くやりすぎてしまう

克服法

  • 早め&こまめに耳抜きをする(1mごとに)

  • 顔を少し上に向けると抜けやすい

  • バルサルバ法だけでなく、唾を飲み込む「トインビー法」も試す


2. マスククリア

つまづきポイント

・水が入ってくると慌ててしまう
・鼻に水が入りそうで怖い

克服法

  • 陸上や浅い場所で「少し水を入れて出す」練習から始める

  • 目をつぶらずにやると落ち着きやすい

  • 「鼻から息を出す」ことを意識すれば水は簡単に抜ける


3. 中性浮力(ホバリング)

つまづきポイント

・浮きすぎたり沈みすぎたりして安定できない
・呼吸だけで浮力をコントロールする感覚が難しい

克服法

  • BCDの空気量を「ちょっとずつ」調整する

  • 呼吸を大きくすると浮く、小さくすると沈むことを意識する

  • 安全停止中にホバリングの練習をすると上達が早い


4. フィンキック

つまづきポイント

・力任せにバタバタして疲れてしまう
・水中で進みにくい

克服法

  • 膝を曲げすぎず「足全体で大きく蹴る」意識を持つ

  • ゆっくりリズムよく蹴った方が楽に進める

  • 水面ではバタ足、水中ではフィンキックと使い分ける


5. 潜降

つまづきポイント

・耳抜きや浮力調整がうまくいかず時間がかかる
・ロープなしでは不安定

克服法

  • ロープを使ってゆっくり潜る

  • 息をしっかり吐いて体を沈める

  • 耳抜きは無理せず止まってやる


まとめ

初心者がつまづきやすいのは、

  • 耳抜き

  • マスククリア

  • 中性浮力

  • フィンキック

  • 潜降

といったスキルです。

どれも練習を重ねれば必ず克服できるもの。焦らず、インストラクターのサポートを受けながら少しずつ慣れていきましょう。

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

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ダイビング中によくあるトラブルと未然に防ぐコツ

水中は非日常の世界。だからこそ、ちょっとしたトラブルでも不安が大きくなりがちです。
でも、事前に知っておけば防げるものも多いんです。ここではダイビング中によくあるトラブルと、その予防法を紹介します。


1. マスクに水が入る

よくある原因

  • マスクストラップの締めすぎ/ゆるすぎ

  • 髪の毛やフードがマスクに挟まっている

未然に防ぐコツ

  • 装着前に髪の毛をしっかり払う

  • ストラップはきつすぎず、程よい位置で固定

  • 水が入っても慌てずに、鼻から息を出して水抜き練習を事前に


2. 耳抜きができない

よくある原因

  • 潜降が早すぎる

  • 鼻炎や体調不良で耳管が狭まっている

未然に防ぐコツ

  • ゆっくり潜降して、こまめに耳抜き

  • 風邪気味・鼻詰まりの時は無理して潜らない

  • バディやインストラクターに「耳が抜けない」とすぐに伝える勇気を


3. フィンが外れる/外れそうになる

よくある原因

  • ストラップの締め具合が不適切

  • エントリー前の確認不足

未然に防ぐコツ

  • 装着後に必ず自分とバディでストラップを再確認

  • 陸上で少し歩いてみて違和感がないかチェック


4. 足がつる(こむら返り)

よくある原因

  • 水中で力みすぎたフィンキック

  • 体が冷えて血流が悪くなる

  • 潜る前の水分不足

未然に防ぐコツ

  • 潜る前にストレッチをしておく

  • キックは力を抜いて大きくゆったりと

  • こまめに水分補給を心がける


5. エア切れ(残圧不足)

よくある原因

  • 残圧計の確認を怠った

  • 予定以上に深く潜りすぎた/動きすぎた

未然に防ぐコツ

  • こまめに残圧計を確認する習慣をつける

  • 不安なときはバディやインストラクターに残圧を伝える

  • 余裕を持ったエア管理(50barになったら浮上開始の意識)


6. 浮力コントロールができない

よくある原因

  • BCDへの給気・排気が遅れる

  • ウェイト量が合っていない

未然に防ぐコツ

  • まずは自分に合った適正ウェイトを知る

  • 潜降・浮上時は小まめに空気を調整する

  • 練習の場として安全停止中にホバリングを意識する


まとめ

ダイビング中のトラブルは、ちょっとした意識と準備でほとんどが防げます。
特に大切なのは、バディやインストラクターに「伝えること」。一人で我慢せず、すぐに共有することで安全につながります。

安心して楽しむために、日頃から「トラブルを未然に防ぐ意識」を持って潜りましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

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〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

バディチェックの流れと大切さ ― BWRAFを覚えよう!

ダイビングは一人で潜るものではありません。常に「バディ」と一緒に行動するのが基本であり、安全のために欠かせないルールです。そんなバディダイビングの出発点が バディチェック。潜る前にお互いの器材やセッティングを確認し合うことで、思わぬトラブルを防げます。

バディチェックの基本「BWRAF」とは?

世界的に広く使われているバディチェックの手順が「BWRAF」です。
順番を覚えやすくするために、語呂合わせとして
「Begin With Review And Friend(ビギン・ウィズ・リビュー・アンド・フレンズ)」
と覚える方法もあります。意味は「友達と一緒に確認を始めよう」で、バディチェックの精神そのものです。

内容は以下の通りです。

  1. B = Buoyancy(浮力調整具=BCD)

    • インフレーターで空気が入るか・抜けるか

    • 排気バルブの動作確認

  2. W = Weights(ウェイト)

    • きちんと装着しているか

    • 緊急時にリリースできる位置にあるか

  3. R = Releases(リリース=バックル・留め具)

    • BCDのバックルがすべて閉まっているか

    • ホースが絡んでいないか

  4. A = Air(エア=残圧・呼吸確認)

    • 残圧計でタンクの残量をチェック

    • レギュレーターを咥えて呼吸し、問題ないか

    • オクトパス(予備空気源)も確認

  5. F = Final OK(ファイナルチェック)

    • マスクやフィン、ゲージの位置など最終確認

    • バディ同士で「OK」サインを交わす

バディチェックは“命綱”

「自分の器材だから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、思わぬトラブルは誰にでも起こります。

  • バルブを開け忘れたまま潜る

  • ウェイトを忘れて浮き上がってしまう

  • インフレーターが誤作動する

これらは実際によくある事例ですが、バディチェックで気づければ防げます。

陸上でもバディ!

バディは水中だけでなく、陸上でもサポートし合う存在です。

  • 器材の準備を一緒に確認

  • エントリー前に声を掛け合い、不安を解消

  • エキジット後も体調や疲れを気にかけ合う

こうした気配りがあることで安心感が増し、ダイビングがもっと楽しくなります。


まとめ

バディチェックは「面倒な儀式」ではなく、「安全に潜るための最初のステップ」です。
BWRAFと“Begin With Review And Friend”をセットで覚え、陸でも水中でもバディを大切にすることが、安心で楽しいダイビングにつながります。

潜る前には必ずバディと確認しあってくださいね!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

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スキューバダイビングで使う用語集(初心者編)

ダイビングを始めたばかりの方にとって、耳慣れない言葉が多くて戸惑うことはありませんか?
講習やログブック、先輩ダイバーとの会話の中でもよく出てくる用語を、初心者向けに分かりやすくまとめました。


基本的な用語

  • Cカード(ライセンスカード)
     ダイビング講習を修了すると発行される認定証。これがないとファンダイビングに参加できません。

  • OW(オープンウォーター)
     PADIなどの指導団体で発行される最初のライセンス。水深18mまで潜れるようになります。

  • AOW(アドバンスド・オープンウォーター)
     OWの次のステップ。水深30mまで潜れるようになり、ナビゲーションやディープダイビングを学びます。


ダイビング中によく使う用語

  • エントリー/エキジット
     海に入ることを「エントリー」、上がることを「エキジット」と言います。

  • 安全停止
     浮上の最後に5mで3分間停止して体内の窒素を抜く大切な時間。セブンエースではどんなに浅いダイビングでも必ず実施しています。

  • 中性浮力
     浮きも沈みもしない安定した状態。快適で環境に優しいダイビングに必須のスキルです。

  • 残圧計(SPG)
     タンクに残っている空気の量を確認する計器。「残圧チェック」はバディ同士でも必ず行います。

  • バディ
     一緒に潜る相手。安全確保のため、必ずバディと行動するのが基本です。


安全管理に関わる用語

  • NDL(無減圧限界)
     減圧停止をせずに浮上できる限界時間。ダイブコンピューターで常に確認します。

  • DECO(減圧不要限界を超えた状態)
     本来やってはいけない状態。必ずNDL内で潜水することが大切です。

  • サーフェスインターバル(SI/水面休息)
     ダイビング後に体を休める時間。窒素をしっかり抜くために重要です。


器材に関する用語

  • BCD(浮力調整具)
     ジャケットのように着用し、空気を入れて浮力を調整します。

  • レギュレーター
     タンクの高圧の空気を呼吸できるようにする装置。必ずオーバーホールでメンテナンスが必要です。

  • オクトパス
     予備の呼吸器。バディがトラブル時に使います。


まとめ

初めて聞くと難しそうに感じるダイビング用語も、意味を知ればぐっと身近に感じられます。
用語を覚えることは、安全で快適に潜る第一歩。講習やファンダイビングの前に少しずつ慣れていきましょう。

セブンエースでは初心者の方にも分かりやすく説明し、安心して潜れるようにサポートしています。
気になる用語や不安なことがあれば、ぜひお気軽にスタッフにお尋ねください!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

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浮力コントロールをマスター!初心者向け練習法とおすすめSPコース

ダイビングを快適に楽しむために欠かせないスキルが「浮力コントロール」です。中性浮力を安定させることで、疲れにくくなり、水中での移動や撮影もスムーズになります。ここでは、初心者でも取り組める浮力コントロールの練習法と、さらに上達できるSPコースについて紹介します。


1. 適正ウェイトの確認から始めよう

浮力コントロールの基本は「適正ウェイト」です。ウェイトが重すぎるとBCDの空気量で調整が難しくなり、軽すぎると潜行や停止が安定しません。海況やスーツの種類、タンクの残圧によっても必要なウェイトは変わるため、毎回「今の自分に合った重さ」を確認して潜るようにしましょう。


2. 呼吸で浮力をコントロールする

浮力はBCDだけでなく「呼吸」にも大きく影響されます。大きく吸うと浮き、小さく吐くと沈む。この感覚を意識して潜ると、自然に体が浮力を覚えてきます。プールや浅場で「呼吸だけで深度を微調整」する練習をすると効果的です。


3. BCD操作のタイムラグを意識する

BCDに空気を入れたり抜いたりしても、浮力が変化するまでには少しタイムラグがあります。焦って連続操作するとオーバーコントロールになりやすいので、操作したら数秒待って変化を確認する習慣をつけましょう。


4. 安全停止中にホバリング練習

ダイビングの最後に行う安全停止(5mで3分間)は、ホバリングの練習に最適です。着底せずに水中で静止できるよう意識してみましょう。最初は多少上下しても大丈夫です。回数を重ねるうちに、安定して停止できるようになります。


5. 専門コースでさらに上達

浮力コントロールを本格的に磨きたい方は、PADIの PPB(ピークパフォーマンスボイヤンシー)SP がおすすめです。効率的な練習法やプロのコツを学べるため、短期間で大きく上達できます。
ドライスーツを使う方は ドライスーツSP で「エアの移動による浮力変化」や「足が浮きやすいときの対処法」を学ぶとより安心です。


まとめ

浮力コントロールは、少しずつ意識して練習を重ねることで確実に上達します。

  • 適正ウェイトの確認

  • 呼吸と浮力の関係を意識

  • BCD操作のタイムラグを理解

  • 安全停止でのホバリング練習

  • 専門コース(PPB SP・ドライスーツSP)の受講

これらを実践すれば、疲れにくく安全で、より快適なダイビングが楽しめるようになりますよ!

ぜひトライしてみてくださいね!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

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