ダイビングは一人で潜るものではありません。常に「バディ」と一緒に行動するのが基本であり、安全のために欠かせないルールです。そんなバディダイビングの出発点が バディチェック。潜る前にお互いの器材やセッティングを確認し合うことで、思わぬトラブルを防げます。
バディチェックの基本「BWRAF」とは?
世界的に広く使われているバディチェックの手順が「BWRAF」です。
順番を覚えやすくするために、語呂合わせとして
「Begin With Review And Friend(ビギン・ウィズ・リビュー・アンド・フレンズ)」
と覚える方法もあります。意味は「友達と一緒に確認を始めよう」で、バディチェックの精神そのものです。
内容は以下の通りです。
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B = Buoyancy(浮力調整具=BCD)
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インフレーターで空気が入るか・抜けるか
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排気バルブの動作確認
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W = Weights(ウェイト)
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きちんと装着しているか
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緊急時にリリースできる位置にあるか
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R = Releases(リリース=バックル・留め具)
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BCDのバックルがすべて閉まっているか
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ホースが絡んでいないか
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A = Air(エア=残圧・呼吸確認)
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残圧計でタンクの残量をチェック
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レギュレーターを咥えて呼吸し、問題ないか
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オクトパス(予備空気源)も確認
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F = Final OK(ファイナルチェック)
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マスクやフィン、ゲージの位置など最終確認
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バディ同士で「OK」サインを交わす
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バディチェックは“命綱”
「自分の器材だから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、思わぬトラブルは誰にでも起こります。
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バルブを開け忘れたまま潜る
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ウェイトを忘れて浮き上がってしまう
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インフレーターが誤作動する
これらは実際によくある事例ですが、バディチェックで気づければ防げます。
陸上でもバディ!
バディは水中だけでなく、陸上でもサポートし合う存在です。
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器材の準備を一緒に確認
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エントリー前に声を掛け合い、不安を解消
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エキジット後も体調や疲れを気にかけ合う
こうした気配りがあることで安心感が増し、ダイビングがもっと楽しくなります。
まとめ
バディチェックは「面倒な儀式」ではなく、「安全に潜るための最初のステップ」です。
BWRAFと“Begin With Review And Friend”をセットで覚え、陸でも水中でもバディを大切にすることが、安心で楽しいダイビングにつながります。
潜る前には必ずバディと確認しあってくださいね!
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