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エンリッチド・エアとは?

エンリッチド・エアとは?

ダイビングを始めてから、「エンリッチド・エア」や「ナイトロックス」という言葉を耳にしたことや目にしたことは

ありませんか?

日本でもだいぶ普及し始めているエンリッチド・エアですが、改めてこれらはどういったものなのか説明したいと思います。

まず、「エンリッチド・エア」とは、「通常の空気よりも酸素を豊富に含んだ気体」という意味で、

「ナイトロックス」とは、「窒素と酸素の混合気体」を指します。

私たちが一般的に行っているレクリエーションダイビングでは、この二つは同じ意味で使われ、

「エンリッチド・エア・ナイトロックス(EANx)」と呼ばれます。

酸素濃度が32%のEAN32と、酸素濃度が36%のEAN36が主に利用されています。

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では、エンリッチド・エアを使うメリットにはどんなものがあるのか?

一番のメリットは、減圧症のリスクが軽減される、ということですね。

通常の空気よりも酸素濃度が高いということは、その分通常の空気よりも窒素の濃度が低いため、

同じような深度や時間のダイビングを行った時には、エンリッチド・エアを使用したときのほうが体内に溜まる

窒素の量を押さえることが出来ます。

だからと言って、普段よりも長く潜っては結局体内に溜まる窒素の量は減らないので、そこは気を付けないと

いけませんよね。

また、エンリッチド・エアには、次のような注意点があるので、気を付けてくださいね。

(1) 酸素にも窒素同様に麻酔作用があります。そのため、酸素酔いを起こすこともあるので注意です。

また、酸素分圧が高いため、酸素中毒になる危険性があります。

窒素による減圧症のリスクは低くなっても無理をしても大丈夫、という意味ではありません。

(2) 酸素分圧が高いことから、酸素中毒にならないように潜れる深度に制限があります。

ダイブコンピュータの多くはエンリッチド・エアに対応できるようになっています。

エンリッチド・エアの酸素濃度をきちんと登録してダイビングを行うことで深く潜りすぎることが防げますよ。

(3) 学生の時に習った覚えもあると思いますが、高濃度の酸素は燃えやすいですよね。

そのため、ダイビング器材の素材によっては発火・爆発、急激な劣化の可能性があると言われています。

酸素濃度40%以下のエンリッチド・エアであれば普段私たちが使用している器材でも使用できるとされていますが、

エンリッチド・エア専用の器材というものも販売されています。実際にエンリッチド・エアを使用する前に自分の器材が

エンリッチド・エアに対応しているか、確認しておく必要がありますね。

(4) エンリッチド・エアのタンクは誰でも借りられるものではありません。

エンリッチド・エアダイバースペシャリティというライセンスがあります。こちらの講習を受けてきちんと

取り扱えるようになったら初めてエンリッチド・エアのタンクを借りることが出来ます。

使いたい時に使えないのではもったいないので、早めに講習を受けてライセンスを取っておくとよいでしょう。

(5) サービスによってはエンリッチド・エアを取り扱っていない所もあります。

また、予約が必要な場合もあります。かなり普及されてきてはいますが、実際に使用できるかどうか、前もって

確認しておくとよいでしょう。

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いかがでしたでしょうか?エンリッチド・エアのことが少しは分かったでしょうか?

ちょっとでも興味を持った、ライセンスを取ってみたい等ありましたらいつでも問い合わせてくださいね。

もちろんスペシャリティの講習もやっていますので、お申し込み、お待ちしてまーす!(^O^)/

 

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