【ダイビング安全講座】「DECO(デコ)」ってなに?減圧不要限界と「緊急減圧」後の注意点もセブンエースが徹底解説!

こんにちは!
セブンエースのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、過去に何回も書いてきましたが、DECOについて改めてもう一度お伝えしたいと思います。

ダイビング中に出てしまったDECO(デコ)や、万が一必要になった緊急減圧について解説します。
さらに、緊急減圧後のダイビングについても触れて、安心して次回のダイビングを楽しむためのポイントをお伝えします。


◆ DECO(デコ)とは?

DECOとは、減圧不要限界(NDL:No Decompression Limit)を超えてしまった状態を指します。
通常のレジャーダイビングでは、このNDL内で潜れば、浮上時に減圧停止だけで安全に上がれるのが基本です。

しかし、NDLを超えると、体に溶け込んだ窒素を抜くために水中で減圧停止をしなければならない状態になります。これが「DECO出た」という状態です。


◆ 減圧症とは?

水中では窒素が体内に溶け込みます。
急浮上や不適切な減圧管理により、この窒素が気泡化して減圧症(潜水病)を引き起こすことがあります。

そのため、DECOを出さないことが最も大切です。


◆ 緊急減圧とは?

万が一、DECO状態になった場合には、緊急減圧という緊急の対処法を取る必要があります。

これは、水中で一定の深度で減圧を行い、体に溜まった窒素を抜いてから安全に浮上する方法です。

  • ダイコン(ダイブコンピュータ)に表示される深度・時間に従い減圧を行う

  • ダイコンの指示に従い減圧し、減圧が終了してからエキジットする(ただしエアが持たない場合は出来得る限りの時間で)

この手順に従って、体内の窒素を安全に抜き、減圧症のリスクを低下させることができます。


◆ 緊急減圧後のダイビングはどうする?

ここが重要なポイントです!
緊急減圧後に次のダイビングを行う際には、慎重な判断が必要です。

1. すぐに再度潜らないこと!

緊急減圧を行った後でも、体内に窒素は残留しています。
そのため、直後に再度潜ることは絶対に避けるべきです。

  • 最低24時間は次のダイビングを避けるべきとされています。
    急な潜水が続くと、減圧症のリスクが高まるため、しっかりと休息を取ることが大切です。

2. 安全が最優先!

  • 24時間待機後の次回のダイビングでは、浅場中心で短時間の潜水をおすすめします。

  • ダイビング後は、窒素が抜けきるのを待つために、24時間の休息を確保することを心掛けましょう。

3. 体調管理が重要

減圧後の体は疲れていることが多いため、次回ダイビング前にはしっかりと体調を整えることが必要です。


◆ セブンエースの安全管理

セブンエースでは、どんなに浅いダイビングでも必ず5mで3分間の安全停止を行っています
これは、減圧症のリスクを最小限に抑えるために重要なステップです。

さらに、緊急減圧が必要な場合でも安全に対処し、その後のダイビングについても詳細なサポートを行っています。

  • 減圧後の休息をしっかりと取るよう、ダイビング前後にご説明

  • 体調に不安がある場合は、無理に潜らないことを推奨

  • ダイビング後の注意点(減圧後の休息や体調管理)も詳しくご案内

ちなみに、私自身はまだ一度もDECOを出したことがありませんが、それでも安全管理は常に徹底しています。どんなダイバーでも、万が一のリスクに備え、予防策を講じることが大切です。


◆ まとめ

  • DECOとは、減圧不要限界を超えた状態で、減圧停止が必要

  • 緊急減圧は、減圧不要限界を超えた場合の安全対処法

  • 緊急減圧後は、最低24時間は再度ダイビングを避ける

  • セブンエースでは、どんなに浅いダイビングでも必ず5mで3分間の安全停止を実施しており、安全を最優先にしています。


安全第一で楽しむダイビング!
セブンエースでは、どんな状況でもあなたの安全を守るサポートを惜しみません。
もし不安なことがあれば、気軽にスタッフにご相談くださいね。

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

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〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

ダイビング器材、ちゃんと整備してる?オーバーホールについてセブンエースが解説!

「器材のオーバーホール」ってなに?

ダイビング器材は、水中という過酷な環境で私たちの命を守ってくれる大切な相棒。
特にレギュレーターやBCD、オクトパスなどは、定期的なオーバーホール(分解整備)が必要です。

オーバーホールとは、器材を分解・洗浄し、消耗部品を交換・再調整する作業のこと。
車でいう車検のようなもので、安全に潜るためのメンテナンスです。


なぜ必要?オーバーホールの目的と重要性

  1. 安全の確保
     海水・砂・塩分による内部の劣化や詰まりは、エア漏れや誤作動の原因になります。
     不調のまま潜ると、命に関わる事故に繋がるリスクも。

  2. 器材の寿命を延ばす
     定期的な整備をすることで、本来の性能を長く保ち、買い替え頻度も減らせます。

  3. メーカー保証の維持
     多くのメーカーは1年または100ダイブごとのオーバーホールを推奨しており、定期整備が保証条件になっていることもあります。


どれくらいの頻度で必要?

  • 年に1回(または100ダイブに1回)が目安
     ※使用頻度や保管環境によっても変わります

  • 長期間使用していなかった器材も、使用前には必ず点検とオーバーホールを

👉 セブンエースでは、使用状況に応じたベストなタイミングをアドバイスいたします。


オーバーホールの対象器材は?

器材名 内容
レギュレーター(1st・2nd) 呼吸装置。最も重要なパーツのため、必ず整備対象!
オクトパス 予備の呼吸装置。万が一のために整備は必須
BCD(浮力調整装置) 各バルブ・インフレーターの動作確認と内部洗浄
ゲージ 圧力表示に異常がないか、ホースの劣化確認など
ドライスーツのバルブ 水漏れ・バルブの動作確認

まとめ:器材は命を預けるもの。信頼して使える状態をキープしよう

  • 「前より吸う時の抵抗が重い気がする…」

  • 「BCDの排気がちょっと遅いかも?」

  • 「ホースにヒビが…」

そんな小さな違和感が、大きなトラブルの前兆かもしれません。

セブンエースでは、お客様の器材を一つ一つ丁寧に点検・整備し、安全にダイビングを楽しんでいただけるようサポートしています。


🌊 安心のダイビングは、器材から。

あなたの“命綱”である大事なダイビング器材を、最高のコンディションに整えておきましょう!

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