前回は安全潜水、バディシステムについて書きました。
今回は実際に事故が起こってしまった時について書きたいと思います。
もし事故の現場にあなたが居合せたら・・・どうしますか?
正しい対応の仕方を知っていますか?
自分に出来ることは無いと思い込んでいませんか?
あなたにも出来ることはたくさんあるのです。
例えば助けを呼ぶ、救急車を呼ぶ、AEDを持ってくる、緊急用酸素を持ってくる・・・
などなど誰かがやらなければいけないことはたくさんあります。
では誰がやるのですか?他の誰かですか?それともあなたですか?
そんな時には積極的に命を救う努力をしてください。
消極的な行動をとって後悔するよりも、積極的に動いてください。
でもどうしたら良いのか分からない・・・
そんな事が無いように準備をしておきましょう。
例えば救急救命法(エマージェンシーファーストレスポンス)を受講する、
エマージェンシーオキシジェンプロバイダー(緊急用酸素の使い方)を受講する、
レスキューダイバーにステップアップする等です。
事故現場に居合わせた人の中にインストラクターなど詳しい人が居れば良いですが、
必ずしもそうとは限りません。
あなたが現場を仕切らなくてはいけない場面があるかもしれません。
そんな万が一に備えておくのもダイバーとしての責務だと私は思っています。
自分に知識があれば、あの人を救えたかもしれない・・・
そんな後悔と自責の念を抱えながら生きていくのは辛すぎると思います。
そんな思いをしない為に、大切な人を守る為に、準備を怠らないようにしましょう。
出来ることからでいいのです。
完璧を目指さなくてもいいんです。
まず自分に出来ることを理解することから始めましょう。
小さな一歩かもしれませんが、それが大事な一歩だと思います。
あなたも一歩踏み出してみませんか?
そして周囲にも小さな一歩を勧めて下さい。
悲しむ人が減るように、小さな一歩、広がりますように・・・
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