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魚が入ることわざ・慣用句 魚の種類編 その10

魚が入ることわざ・慣用句 魚の種類編 その10

魚が入ることわざ・慣用句 魚の種類編もようやく第10弾を迎えることが出来ました!

長い道のりでした(*´ω`*)でも、まだまだたくさん調べて皆さんにご紹介しますね〜。

では、今回の一つめ。

タラ汁と雪道は後が良い・・・

タラ汁は煮るほどタラがバラバラになって美味しくなる、ということと、

大勢が通った後の雪道は踏みしめられて歩きやすい、ということを掛け合わせたことわざです。

確かに先日の大雪の後も、雪かき前の道はみんな人や車が通った後の踏みならされた所をを歩いていました。

下手にまだ踏まれていない所を歩くと足がスポッと雪に埋まってしまいましたから(◎_◎;)

このように今でも実感できる言葉が考えられていたとは、本当に昔の人は言葉を掛け合わせて使うのが

うまかったのですね。

次に、タラ腹食う・・・

続いてもタラです。ちょうどこの時期に美味しい魚ですしね(*^-^*)

意味は皆さんご存知の通り、おなか一杯食べることです。

タラは肉食で、他の魚のほかに貝類やイカ・タコ・カニなど、なんでも食べると言われています。

また、タラのおなかはふっくらしていることからも「鱈腹」といわれます。

ただし、「たらふく」という言葉はこの鱈の腹からきているのではなく、「足りる」や「足る」など、

「十分になる」意味の動詞「足らふ(たらふ)」に副詞語尾の「く」が付いたものと言われています。

このほかにも、腹いっぱいに摂取する意味の「足らひ脹るる(たらひふくるる)」が転じたとされる

説もあるようですが、江戸中期には、たらふくが「飽き足りるほど」の意味で用いられ、

飲食物に限定されていない例があります。

元々あった「たらふく」という言葉に当て字で「鱈腹」の漢字をあてたというのが正しいようです。

なんにせよ、この時期のタラはふっくらしていておいしいですよね(結局そこかい!!)

ラストは、月夜のカニ・・・

月夜にはカニは月光を恐れて餌を捕らないため、身が少ないと言われることから、痩せて身のないカニ、

ここから転じて見かけ倒しで中身がないことのたとえだそうです。

なぜ「月夜」の「蟹」が身が少ないのか、調べると他にもいろいろな由来が出てきました。

一つには、月夜に水面に映る自分の姿に恐れて身が痩せてしまうという伝説があるようです。

また、脱皮の時期が月夜のときに多いので、中身のない蟹の抜け殻が多いのではという説や、

満潮時に産卵するため、産卵後の蟹の身が痩せて身入りが悪いという説などいろいろあるようです。

私も、月夜のカニのように中身がない〜などと言われないように気を付けないといけませんね。

それでは、また次回お会いしましょう〜

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