海流の影響力は？ |

海の中で海水が水平方向に流れることを「海流」と言います。

この海流には、表層の流れと深層の流れがあり、深層の海流は、海水の温度や塩分の不均一により起こり、

表層の海流は、海面での風による摩擦運動により起こっています。

この海流の中で日本近海に流れている代表的なものが「黒潮」ですね。

黒潮はフィリピン沖から日本へ流れる暖流で、1秒間に500㎥もの海水を運んでいると言われ、

その幅は100ｍ、深さは500ｍほどです。

この黒潮のほとんどは日本の太平洋側を北上しますが、一部は九州近辺から日本海側に流れ、対馬海流に合流するため、

日本海側でもその恩恵が受けられるのです。

黒潮はフィリピン沖から日本へ流れてくる際にその途中の地域に生息する生物も一緒に日本まで運んできてくれます。

そのため、黒潮が入ってくる夏から秋にかけては、本州沿岸にも沖縄など南方の魚を見ることが出来るようになります。

これらは、「季節来遊魚」と呼ばれ、この時期は通年では見られない魚たちがたくさん見られます。

（季節来遊魚に関してはこちらも参考にしてください。　https://sevenace.net/?p=452　）

ちょうどこれからが黒潮本番、シーズン真っ只中です。

普段伊豆では見られない魚たちを一緒に探しに行きませんか？

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