こんにちは!ダイビングショップ・セブンエースです🐠
「同じチームで潜ってるのに、自分だけエアが早くなくなる…」そんな悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?
実は、エアの減りは「肺活量」より「スキルと意識」で大きく変わるんです!
この記事では、エア持ちをよくする7つの実践テクニックと、上達の指標となる「SAC値(エア消費量)」についてわかりやすく解説します。
■ なぜ自分だけエアが早いの?
エア消費が多い原因はさまざまですが、代表的なものは以下のとおり:
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呼吸が浅く速い(過呼吸)
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無駄な動きが多い
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水中姿勢(トリム)が悪い
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ウエイトが多すぎて浮力調整が多い
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緊張してリラックスできていない
どれか当てはまるもの、ありませんか?
■ エア持ちを良くする7つの方法
① ゆっくり深く呼吸する
「吸う:吐く=1:2」のリズムを意識して、深くゆったりした呼吸を心がけましょう。
浅くて早い呼吸は、酸素を効率的に取り込めず、エアをどんどん消費してしまいます。
② 無駄な動きを減らす
フィンキックがバタバタしていたり、手を使って泳いでいると消費量が増えます。
ゆっくりと大きな動きで泳ぐことを意識してみましょう。
③ 姿勢(トリム)を整える
理想の水中姿勢は「水平でまっすぐ、力の抜けた状態」。
頭が上がっていたり、足が沈んでいると水の抵抗が増えて余計なエネルギーを使います。
④ ウエイト量を見直す
ウエイトが多すぎると沈みすぎてしまい、BCでの浮力調整が増え、そのたびにエアを使います。
最小限で中性浮力が取れるウエイト設定を探してみましょう。
⑤ 浮力コントロールを練習する
浮いたり沈んだりを頻繁に繰り返すと、その都度エアを使うことに…。
安定した中性浮力=省エネで快適なダイビングにつながります!
⑥ リラックスする
緊張や焦りは、呼吸や動きを乱す大きな原因です。
水中でも「気持ちよく漂ってる」くらいのリラックス感を大切にしましょう。
⑦ ダイブログで自分の傾向を知る
ログブックに残圧・潜水時間・水深などを記録することで、自分の傾向や改善点が見えてきます。
そこで出てくるのが「SAC値」です!
■ エア消費量を数値で知る!SAC値とは?
✅ SACってなに?
「SAC(Surface Air Consumption)」は、水面換算で1分間にどれくらいの空気を使ったかを表す数値です。
自分のエア消費傾向を客観的にチェックできるので、スキルアップにも役立ちます!
✅ SACの計算方法
SAC=消費した空気量(ℓ)潜水時間(分)×平均水深における気圧(ATA)SAC = \frac{\text{消費した空気量(ℓ)}}{\text{潜水時間(分)} \times \text{平均水深における気圧(ATA)}}
💡 例)
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使用タンク:10L
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開始圧力:200bar、終了圧力:100bar
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潜水時間:40分
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平均水深:10m(→約2ATA)
消費量=(200−100)×10=1000ℓ消費量 = (200 – 100) \times 10 = 1000ℓ SAC値=100040×2=12.5ℓ/分SAC値 = \frac{1000}{40 \times 2} = 12.5ℓ/分
✅ SAC値の目安
ダイバーのタイプ | SAC値の目安(ℓ/分) |
---|---|
初心者 | 15〜25 |
中級者 | 10〜15 |
上級者 | 6〜10 |
個人差がありますが、SACが10〜15ℓ/分になればかなり効率的な呼吸ができている証拠です!
✅ 記録・分析におすすめ
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手書きログに記録する
→ 数回分を並べてみると傾向が見えます。 -
エアインテグレーション付きダイブコンピューター
→ SACを自動記録できる機種も増えてきています。
🐟 まとめ:エア持ちは意識と経験で改善できる!
「エアがすぐになくなる…」という悩みは、誰もが最初に通る道。
でも、呼吸・姿勢・リラックスの3つを意識するだけで、大きく改善されます。
そして、SAC値という指標を使えば、自分の成長が数字でも実感できますよ!
ぜひ過去のログを見て計算してみてくださいね!
ご相談などはお気軽にどうぞ!
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