BCDでの浮力調整が上手くいかない時の原因と対策

〜中性浮力を安定させて快適ダイビング〜

ダイビング中、BCD(浮力調整器)で浮力を調整するのは基本ですが、
「浮きすぎる」「沈みすぎる」「姿勢が安定しない」と悩む人は意外と多いです。
今回は、原因と具体的な対策を整理して解説します。


🌊 浮力調整が上手くいかない主な原因

  1. BCDに入れる空気量が多すぎる/少なすぎる

    • 空気を一度に入れすぎると急浮上になりやすい

    • 空気を入れなさすぎると沈みすぎ、足で蹴って補正しがち

  2. 呼吸を浮力調整に活かせていない

    • 中性浮力の基本は「息で微調整」

    • 息を止めたり、浅く速く呼吸すると上下に揺れる

  3. 姿勢が崩れている

    • 頭が下がったり腕が開きすぎたりすると、BCDの空気が均等に効かず不安定に

    • 水中で水平姿勢を作れないとBCD操作だけでは安定しません

  4. ウェイトが適正でない

    • ウェイトが多すぎるとBCDで浮かそうとしても追いつかない

    • 少なすぎるとBCDの空気量だけで浮力調整することになり不安定


🛠 浮力調整を上手くする対策

1️⃣ BCDの空気は少しずつ入れる

  • 浮きすぎたら少し排気、沈みすぎたら少し空気を足す

  • 大きく動かすのではなく、微調整を心がける

2️⃣ 息を使って微調整

  • 吸う → 少し浮く

  • 吐く → 少し沈む

  • BCDで大きく調整する前に、呼吸で姿勢を安定させる

3️⃣ 姿勢を水平に保つ

  • 腕は体の横に沿わせる

  • 頭は自然に上げる

  • 足はゆっくりキック

  • 水平方向が安定するとBCD操作が最小限で済みます

4️⃣ ウェイトの確認

  • ウェイトが多すぎる場合は減らす

  • 少なすぎる場合はBCDに頼りすぎず追加ウェイトを検討

  • 安全停止時に水平姿勢が取りやすい量が目安です


🌟 上達のポイント

  • 浮力調整は「BCD操作+呼吸+姿勢」の3つの組み合わせ

  • 1本ごとに「浮きすぎた・沈みすぎた」を記録すると改善が早い

  • 講習中に練習することで、自然に安定した中性浮力が身につきます


🏁 まとめ

原因 対策
BCDに入れる空気量が多すぎ/少なすぎ 少しずつ空気を入れる/排気する
息での浮力調整ができていない 吸う→浮く、吐く→沈むを意識
姿勢が崩れている 水平姿勢を意識、腕と足を正しい位置に
ウェイトが適正でない 適正ウェイトに調整してBCD操作を最小限に

BCDの浮力調整が安定すれば、中性浮力が自然に身につき、水中での移動も快適になります。
セブンエースでは、初心者でも自然にBCD操作をマスターできるよう、少人数制でのファンダイブやスキルアップ講習を行っています。

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ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

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