よくお客様に聞かれる質問があります。
「ダイビング中に海に落雷したらどうなっちゃうんですか?」って。
答えは水中に潜っていれば何の問題も無いんです。
そもそも雷とは電気です。
という事は電流も電圧も存在します。
落雷時の電流は1000から50万アンペア、電圧は200万から10億ボルトにも達します。
じゃあどうして感電しないの?
それは水は電気を非常によく通すからです。
すなわち海面に落ちた雷は水面で四方八方にあっと言う間に拡散します。
水面で分散する事によって水中にはほとんど影響が出ないんですね。
もっとも落雷地点の真下1mの水中に居たら話は別なんでしょうけどね(;^ω^)
という事は水面にいる場合は?
そう、感電する危険性があります。
以前には水面に居たサーファーが感電するという事故も起こっています。
ではどうしたら感電しなくて済むのか?
答えは簡単です。
ダイビングを中止する事。
OW講習の時に勉強しましたよね。
海況や周囲の状況などコンディションを判断してダイビングを行うかどうか決めると。
これも立派なスキルの一つですよ!
常に安全に潜る為にダイビングを諦める勇気を持ちましょうね。
周囲の人たちが潜っているからいいか・・・なんて判断はいけませんよ!!
今回だけは・・・
その一回が命を落とす一回になるかもしれないという事をしっかりと心に刻んでおきましょう。
新人ダイバーの方もベテランダイバーの方ももう一度、
ご自身の安全に対する考え方を確認しておきましょうね。
それがあなた自身を守り、家族を守ることになるのですから。
今月は若くして病気で亡くなった後輩の命日があったため、命について考える日が多かったです。
このブログで事故者、死亡者が減る事を祈りつつ、後輩を思い出しています。。。
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