【ダイビング後のお風呂】実は注意が必要?減圧症リスクと正しい入浴法をセブンエースが解説!

こんにちは!セブンエースです。

「ダイビングのあと、冷えた体を温めるためにすぐお風呂に入りたい」
そう思うダイバーさん、多いのではないでしょうか?

実は、ダイビング後のお風呂にはちょっとした注意点があります。
特に「減圧症」という言葉を聞いたことがある方は、そのリスクを避けるためにも知っておきたいポイントです。

今回は、ダイビング後のお風呂が体に与える影響と、安全にお風呂を楽しむ方法についてご紹介します。


■ ダイビング後のお風呂はなぜ気持ちいい?

ダイビングを終えた体は、海の水温や気温によって少し冷えています。
そのため、温かいお風呂でリラックスするのはとても気持ちがいいものです。

また、ウェットスーツで蒸れた体を海水や塩分からきれいに洗い流すこともでき、快適なアフターダイブを過ごせます。


■ でも実は注意!ダイビング後すぐのお風呂がNGな理由

ここで気をつけたいのが、「減圧症(DCS)」と呼ばれる症状です。

▼ 減圧症とは?

ダイビング中に体内に溶け込んだ窒素が、急浮上や急激な体温変化などにより気泡化してしまうことで、関節痛やしびれ、最悪の場合は神経障害を引き起こすものです。

お風呂で体が急激に温まると、血流が一気に良くなり、体内の窒素が一気に気泡化してしまう可能性があるのです。


■ 減圧症対策としてのお風呂の入り方

以下のポイントを守れば、ダイビング後でも安心してお風呂を楽しむことができます。

ポイント 内容
入浴のタイミング ダイビング後1〜2時間は避けるのが理想。クールダウンを意識しましょう。
お湯の温度 38℃程度のぬるま湯がおすすめ。熱すぎるお風呂はNGです。
シャワーを活用 塩を流すだけなら、ぬるめのシャワーでさっと洗うだけでもOK。
水分補給 ダイビング後は脱水気味になっていることも。入浴前にしっかり水分を。

■ 宿泊ダイビングや複数本潜った日は特に注意

複数回潜った日や、ナイトロックスを使用した日は、体内に溶け込むガス量も多くなります。
そのため、いつも以上に慎重な行動が必要です。

「1本だけだから大丈夫」ではなく、毎回のダイビング後に気をつける習慣をつけておくと安心です。


■ ダイビング後の過ごし方はとても大切!

海の中での体験も楽しいですが、ダイビング後の過ごし方も安全と快適さに直結します。

お風呂もそうですが、ダイビング後の激しい運動など血流を一気に良くしないように注意しましょう。

ダイビングは潜っている間だけではなくて、数日前からの準備やアフターダイブも含めて考えましょう。


まとめ|ダイビング後のお風呂は「温度」と「タイミング」がカギ!

  • ダイビング後すぐの熱いお風呂は避けましょう

  • 入浴するなら、1~2時間空けてからぬるま湯で

  • 減圧症予防のためにも、正しい知識を持つことが大切です

海の思い出を台無しにしないためにも、アフターダイブの行動に気をつけてくださいね!

セブンエースでは、ダイビングの前後も安心して楽しめるよう、さまざまな情報を発信中です。

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

海がもっと楽しくなる!ダイバーから広がる“海の資格”の世界をセブンエースが解説!

「海が好き」から始まる、資格のチカラ

「もっと海と関わりたい」「ダイビングをもっと安全に楽しみたい」「将来は海の仕事もしてみたい」
そんな気持ちを後押ししてくれるのが、海に関する資格です。

今回は、初心者でも取りやすい資格から、海のプロフェッショナルに求められる専門資格までをまとめてご紹介!
あなたの「海が好き」が、もっと広がるかもしれません。


まずはここから!趣味から始める“海の資格”

① オープンウォーター・ダイバー(OWD)

  • 水深18mまで潜れる、ダイビングの入門ライセンス

  • 世界中の海で通用し、ダイビングの楽しさが一気に広がる

  • セブンエースでも取得可能!ダイバーへの最初のステップの講習をご用意しています

👉 最短3日で取得OK!ダイビングを始めたいならまずはコレ!


② 潜水士(国家資格)

  • 水中作業や業務用ダイビングに必要な国家資格

  • 試験は筆記のみで独学も可能

  • レスキューダイバー以上を目指す方や、将来プロを目指す方におすすめ

  • ダイビングインストラクターは必須の資格になります

👉 「趣味から仕事に」ステップアップしたい方にぴったり!


③ 小型船舶操縦士(ボート免許)

  • ボートを運転してポイント移動やフィッシングも自由自在

  • 2級なら沿岸5海里まで、1級なら無制限に航行可能

  • ダイビングインストラクターも取得することが多い資格です

👉 自分で船を出して、海をもっと自由に楽しみたい方に!


④ 水辺の安全教室インストラクター

  • 子どもや一般の方向けに“水の安全”を伝える資格

  • MFA(メディックファーストエイド)や赤十字が講習を開催

  • ダイビングやスノーケリングのインストラクターにも役立つ

👉 教える立場を目指すなら、安全知識も重要!


⑤ 環境・教育系の資格(海洋自然体験インストラクターなど)

  • 海の環境保全や、子どもたちへの自然教育に関わる活動資格

  • ビーチクリーン、海洋教育イベントなどで活躍できる

  • NPOや地方自治体が実施する講習も多数

👉 「海を守る仕事がしたい」人におすすめ!


専門性の高い“海のプロ資格”を目指すなら

⑥ 海技士(国家資格)

  • 船を運航・管理するための資格。船長・航海士・機関士などに必要

  • 商船大学や海技学校などで学ぶことが多く、国際的にも通用する

  • 等級は1~6級、航海・機関・通信の分野に分かれます

👉 本格的に“船で働く”ことを考えている方向け!


⑦ 船舶料理士(国家資格)

  • 船内での調理担当に必要な国家資格

  • 長期航海中、乗組員の健康を守る“海の料理人”

  • 栄養や衛生管理など、専門知識が求められます

👉 海の上で「食」を支える仕事に興味がある方へ!


⑧ 海事代理士(国家資格)

  • 船舶や海事に関する手続き・書類業務を代行する専門職

  • 船主や海技士のサポート、行政機関への届け出業務などを担当

  • 法律知識や実務能力が求められ、開業も可能

👉 “海の法律家”として活躍したい方にぴったり!


⑨ 高圧ガス製造保安責任者

  • 潜水用の混合ガスや産業ガスを安全に扱うための資格

  • テクニカルダイビングや工業系潜水の現場でも重要な知識

  • 製造設備の保安管理責任者としての資格です

👉 ナイトロックスや混合ガスを扱う技術的なステップアップに!


⑩ 水先人(国家資格)

  • 外国船や大型船が港に入る際、安全に誘導する専門職

  • 厳しい実務経験と試験が必要。日本でも最難関の海事資格のひとつ

  • 「港のパイロット」とも呼ばれます

👉 “海の最高峰資格”に挑戦したい方は要チェック!


まとめ:あなたの「海が好き」が未来を変えるかも?

資格を持つことで、
✅ 海をもっと安全に楽しめる
✅ 自信を持ってステップアップできる
✅ 趣味から仕事へ、海のプロとしての道も開ける

「こんな資格を取りたい」「海の仕事に興味がある」など、夢は広がりますね!


海の資格は、あなたの世界をもっと広く、もっと深くしてくれるはずです。
もっともっと海に関わってみましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

【ダイビング安全講座】「DECO(デコ)」ってなに?減圧不要限界と「緊急減圧」後の注意点もセブンエースが徹底解説!

こんにちは!
セブンエースのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、過去に何回も書いてきましたが、DECOについて改めてもう一度お伝えしたいと思います。

ダイビング中に出てしまったDECO(デコ)や、万が一必要になった緊急減圧について解説します。
さらに、緊急減圧後のダイビングについても触れて、安心して次回のダイビングを楽しむためのポイントをお伝えします。


◆ DECO(デコ)とは?

DECOとは、減圧不要限界(NDL:No Decompression Limit)を超えてしまった状態を指します。
通常のレジャーダイビングでは、このNDL内で潜れば、浮上時に減圧停止だけで安全に上がれるのが基本です。

しかし、NDLを超えると、体に溶け込んだ窒素を抜くために水中で減圧停止をしなければならない状態になります。これが「DECO出た」という状態です。


◆ 減圧症とは?

水中では窒素が体内に溶け込みます。
急浮上や不適切な減圧管理により、この窒素が気泡化して減圧症(潜水病)を引き起こすことがあります。

そのため、DECOを出さないことが最も大切です。


◆ 緊急減圧とは?

万が一、DECO状態になった場合には、緊急減圧という緊急の対処法を取る必要があります。

これは、水中で一定の深度で減圧を行い、体に溜まった窒素を抜いてから安全に浮上する方法です。

  • ダイコン(ダイブコンピュータ)に表示される深度・時間に従い減圧を行う

  • ダイコンの指示に従い減圧し、減圧が終了してからエキジットする(ただしエアが持たない場合は出来得る限りの時間で)

この手順に従って、体内の窒素を安全に抜き、減圧症のリスクを低下させることができます。


◆ 緊急減圧後のダイビングはどうする?

ここが重要なポイントです!
緊急減圧後に次のダイビングを行う際には、慎重な判断が必要です。

1. すぐに再度潜らないこと!

緊急減圧を行った後でも、体内に窒素は残留しています。
そのため、直後に再度潜ることは絶対に避けるべきです。

  • 最低24時間は次のダイビングを避けるべきとされています。
    急な潜水が続くと、減圧症のリスクが高まるため、しっかりと休息を取ることが大切です。

2. 安全が最優先!

  • 24時間待機後の次回のダイビングでは、浅場中心で短時間の潜水をおすすめします。

  • ダイビング後は、窒素が抜けきるのを待つために、24時間の休息を確保することを心掛けましょう。

3. 体調管理が重要

減圧後の体は疲れていることが多いため、次回ダイビング前にはしっかりと体調を整えることが必要です。


◆ セブンエースの安全管理

セブンエースでは、どんなに浅いダイビングでも必ず5mで3分間の安全停止を行っています
これは、減圧症のリスクを最小限に抑えるために重要なステップです。

さらに、緊急減圧が必要な場合でも安全に対処し、その後のダイビングについても詳細なサポートを行っています。

  • 減圧後の休息をしっかりと取るよう、ダイビング前後にご説明

  • 体調に不安がある場合は、無理に潜らないことを推奨

  • ダイビング後の注意点(減圧後の休息や体調管理)も詳しくご案内

ちなみに、私自身はまだ一度もDECOを出したことがありませんが、それでも安全管理は常に徹底しています。どんなダイバーでも、万が一のリスクに備え、予防策を講じることが大切です。


◆ まとめ

  • DECOとは、減圧不要限界を超えた状態で、減圧停止が必要

  • 緊急減圧は、減圧不要限界を超えた場合の安全対処法

  • 緊急減圧後は、最低24時間は再度ダイビングを避ける

  • セブンエースでは、どんなに浅いダイビングでも必ず5mで3分間の安全停止を実施しており、安全を最優先にしています。


安全第一で楽しむダイビング!
セブンエースでは、どんな状況でもあなたの安全を守るサポートを惜しみません。
もし不安なことがあれば、気軽にスタッフにご相談くださいね。

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

ダイビング器材、ちゃんと整備してる?オーバーホールについてセブンエースが解説!

「器材のオーバーホール」ってなに?

ダイビング器材は、水中という過酷な環境で私たちの命を守ってくれる大切な相棒。
特にレギュレーターやBCD、オクトパスなどは、定期的なオーバーホール(分解整備)が必要です。

オーバーホールとは、器材を分解・洗浄し、消耗部品を交換・再調整する作業のこと。
車でいう車検のようなもので、安全に潜るためのメンテナンスです。


なぜ必要?オーバーホールの目的と重要性

  1. 安全の確保
     海水・砂・塩分による内部の劣化や詰まりは、エア漏れや誤作動の原因になります。
     不調のまま潜ると、命に関わる事故に繋がるリスクも。

  2. 器材の寿命を延ばす
     定期的な整備をすることで、本来の性能を長く保ち、買い替え頻度も減らせます。

  3. メーカー保証の維持
     多くのメーカーは1年または100ダイブごとのオーバーホールを推奨しており、定期整備が保証条件になっていることもあります。


どれくらいの頻度で必要?

  • 年に1回(または100ダイブに1回)が目安
     ※使用頻度や保管環境によっても変わります

  • 長期間使用していなかった器材も、使用前には必ず点検とオーバーホールを

👉 セブンエースでは、使用状況に応じたベストなタイミングをアドバイスいたします。


オーバーホールの対象器材は?

器材名 内容
レギュレーター(1st・2nd) 呼吸装置。最も重要なパーツのため、必ず整備対象!
オクトパス 予備の呼吸装置。万が一のために整備は必須
BCD(浮力調整装置) 各バルブ・インフレーターの動作確認と内部洗浄
ゲージ 圧力表示に異常がないか、ホースの劣化確認など
ドライスーツのバルブ 水漏れ・バルブの動作確認

まとめ:器材は命を預けるもの。信頼して使える状態をキープしよう

  • 「前より吸う時の抵抗が重い気がする…」

  • 「BCDの排気がちょっと遅いかも?」

  • 「ホースにヒビが…」

そんな小さな違和感が、大きなトラブルの前兆かもしれません。

セブンエースでは、お客様の器材を一つ一つ丁寧に点検・整備し、安全にダイビングを楽しんでいただけるようサポートしています。


🌊 安心のダイビングは、器材から。

あなたの“命綱”である大事なダイビング器材を、最高のコンディションに整えておきましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

【安全情報】ダイビング中に雷が鳴ったらどうする?落雷のリスクと対処法をセブンエースが解説!

こんにちは!
セブンエースのブログをご覧いただきありがとうございます。

ダイビングで意外と見落とされがちなのが「雷(かみなり)」による危険です。
特に午後は天候が変わりやすく、急な雷雨に見舞われることも。

今回は、ダイビングと落雷の関係や、雷が鳴ったときの安全対策についてお話します。


◆ 水中にいれば雷は安全?答えは「NO」

よくある誤解に「水中にいれば雷は関係ない」というものがありますが、これは 間違いです。

たしかに、雷は主に水面に落ちます。しかし、

  • 落雷の電流は水中にも広がる

  • 特に水面近くのダイバーやシュノーケラーは感電の危険性がある

という事実があります。

雷は直撃しなくても、感電やショックで意識を失う可能性もあり、非常に危険です。


◆ ダイビング中に雷が発生したときのリスク

  • 水面での浮上中・移動中に感電のリスク

  • 水面休息中やエキジット時に直撃の可能性

  • ボート上では、金属や高所が雷を誘引しやすい

特にボートダイビングでは要注意。空が暗くなったら、雷雲が近づいているサインです。


◆ 雷を避けるためのポイント

✅ 潜る前の天気予報チェック

  • 午後は雷が発生しやすいため、早めのスケジューリングが基本

  • 積乱雲や雷注意報が出ていたら、無理な出航は避ける

✅ 雷鳴が聞こえたら即浮上・退避を検討

  • 水中で雷鳴が聞こえたら、雷雲が近くにある証拠

  • 安全が確保できる範囲で速やかに浮上し、ボートや陸に戻る判断を

✅ ボート上でも注意を

  • 雷が近づいた場合は、なるべく金属から離れ、低い姿勢を保つ

  • マストやタンクなどの高い金属部は雷を引き寄せやすい


◆ セブンエースの対応

セブンエースでは、ツアー当日の朝に最新の気象データを確認し、安全を最優先にスケジュールを調整しています。
万が一、雷のリスクが高いと判断した場合は、ポイント変更や中止のご相談をさせていただくこともあります

ご理解とご協力をお願いいたします。


◆ まとめ:雷を甘く見ないで!

  • 雷は水中でも危険がある

  • 雷鳴が聞こえたら早めの判断と行動を!

  • 天候の変化を常に意識することが、安全なダイビングの第一歩です


海は美しいですが、自然の力はときに予想を超えるもの。
安全を守る知識と意識を持って、安心してダイビングを楽しみましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

【サンゴにやさしい日焼け止めとは?】オキシベンゾン&オクチノキサートの影響についてセブンエースが解説

こんにちは、ダイビングショップ「セブンエース」です!

最近よく耳にするようになった「リーフセーフ(日焼け止めの環境配慮)」という言葉。
その中でも特に注目されているのが、「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」など一部の紫外線吸収剤を含まないことです。

今回は、これらの成分がなぜサンゴ礁に影響を与えるのか、ダイバーとして知っておきたい情報をお伝えします。


■ オキシベンゾン(Oxybenzone)とは?

オキシベンゾンは、紫外線B波(UVB)とA波(UVA)の両方をカットできる紫外線吸収剤で、多くの化粧品や日焼け止めに使用されてきました。

しかし、近年の研究で海洋環境への深刻な影響が明らかになってきました。

オキシベンゾンの主な影響:

  • サンゴの白化現象を促進

  • サンゴのDNA損傷や奇形

  • 成長中のサンゴ幼生の発育を妨げる

  • 微量(1滴に満たない量でも)で数千リットルの海水に影響

オキシベンゾンは水に溶けやすく、人体から排出されやすいため、海に入るとすぐに水中に拡散してしまいます。


■ オクチノキサート(Octinoxate)とは?

オクチノキサート(別名:メトキシケイ皮酸エチルヘキシル)は、紫外線B波(UVB)を防ぐために使われる紫外線吸収剤です。

こちらもオキシベンゾン同様に、サンゴ礁や海洋生物への影響が報告されています。

オクチノキサートの影響:

  • サンゴの成長阻害白化

  • 海水中で分解されにくく、長期間残留する

  • 海洋生物のホルモンバランスに悪影響


■ 世界的な規制の動き

  • ハワイ州:2018年に「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」配合の日焼け止めを販売禁止

  • パラオ共和国:2020年からさらに厳しい「10成分の禁止リスト」を制定し、リーフセーフ義務化

  • タイの国立公園や一部のビーチ:これら成分を含む日焼け止めの使用自体が禁止

つまり、知らずに持ち込んだ日焼け止めが、現地で使えないこともあるということです。


■ ダイバーが選ぶべき日焼け止めのポイント

ダイビングを楽しむ私たちが、サンゴ礁を守るためにできる小さな行動として、以下のような日焼け止めを選びましょう:

「リーフセーフ」または「Reef-Friendly」と表記があるもの
✅ 成分表示に「オキシベンゾン」「オクチノキサート」が含まれていない
✅ 紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛)を使用したノンケミカルタイプ
ウォータープルーフで落ちにくい → 水中でも効果が持続


■ セブンエースおすすめ&サポート

セブンエースでは、環境にやさしい日焼け止めの選び方や、販売商品についてのご相談も受け付けています。
サンゴを守りながら、安心してダイビングを楽しめるように、環境にやさしい製品を一緒に選んでいきましょう!


■ まとめ

成分名 問題点
オキシベンゾン サンゴのDNA損傷、白化、成長阻害
オクチノキサート サンゴの発育阻害、海洋ホルモン汚染、残留性高い

サンゴ礁は、海の生態系を支える大切な存在です。
日焼け止めひとつからでも、海を守る選択ができます。

出来る事から始める環境保護活動、今こそ始めてみましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

【SPF?PA?】日焼け止めの表記ってどう見るの?ダイバー向けにセブンエースが解説!

こんにちは!ダイビングショップ「セブンエース」です。

紫外線が強くなってくるこの季節、日焼け止めはダイビングの必需品。
でも、「SPF50」や「PA+++」など、日焼け止めのパッケージに書かれている言葉、正直よくわからない…という方も多いのではないでしょうか?

今回は、日焼け止めの表記の意味と、ダイビングに適した日焼け止めの選び方についてわかりやすくご紹介します!


■ SPFってなに?

SPF(Sun Protection Factor)は、「UVB(紫外線B波)」を防ぐ力を表す数値です。
UVBは肌を赤く炎症させ、日焼けの原因になる紫外線です。

  • SPF1 = 約20分間、UVBを防ぐ

  • SPF30 → 約10時間の効果(30×20分)

  • SPF50 → 約16時間の効果(50×20分)

ただしこれは理論値なので、汗や水で流れてしまうと効果は落ちます。
ダイビングや海遊びには「SPF30〜50」が目安です。


■ PAってなに?

PA(Protection Grade of UVA)は、「UVA(紫外線A波)」を防ぐ力を表します。
UVAは肌の奥まで届き、シワやたるみなどの「光老化」の原因に。

PAは「+」の数で表され、数が多いほど防御力が高くなります。

表記 効果の目安
PA+ UVA防御効果がある
PA++ 日常生活向け
PA+++ 屋外活動向け(おすすめ)
PA++++ 強力なUVA防御(海向き!)

海やボートで過ごすダイバーには「PA+++以上」がおすすめです。


■ ダイビングで使うなら「ウォータープルーフ」+「リーフセーフ」

水中に入るダイバーは、汗や海水に強いタイプ(ウォータープルーフ/ウォーターレジスタント)を選びましょう。

また、サンゴ礁や海洋環境を守るために、近年注目されているのが「リーフセーフ(サンゴにやさしい)」の日焼け止め。

避けたい成分の例:

  • オキシベンゾン(Oxybenzone)

  • オクチノキサート(Octinoxate)(これらの成分については後日に別のブログで解説します)

セブンエースでは、環境に配慮したリーフセーフ日焼け止めを推奨しています。


■ 効果的な使い方のポイント

  • 潜る20〜30分前にしっかり塗っておく

  • 顔・耳・うなじ・手の甲は忘れずに!

  • ダイビングの合間の休憩中にもこまめに塗り直すと効果的

  • タオルでゴシゴシ拭くと落ちるので注意


■ セブンエースからのひとこと

海と肌を守る日焼け止め選び、意外と奥が深いですよね。
「強ければいい」というわけではなく、自分の肌と環境に合ったものを選ぶことが大切です。


紫外線に負けず、楽しく、安全にダイビングを!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

🌊【2025年 海の気象とダイビング】黒潮大蛇行・台風・エルニーニョの影響をセブンエースが分かりやすく解説

こんにちは!セブンエースです。
今年の海況がどうなるのか、気になっているダイバーさんも多いのではないでしょうか?

今回は、2025年春現在の「黒潮の流れ」「エルニーニョ/ラニーニャの傾向」「台風の見通し」など、
今シーズンのダイビングに関係する海の気象トピックをまとめてお届けします。


🌀 黒潮大蛇行、ついに終息!

2017年から約7年9ヶ月続いていた「黒潮大蛇行」が、2025年4月にようやく終息しました!
気象庁の発表によると、黒潮の流れが従来のルート(潮岬沖)へと戻りつつあり、
海水温や生態系にも変化が出てくると見られています。

これにより…

  • 沿岸の水温が安定しやすくなる

  • 魚影やプランクトンの分布が変化

  • シーズン全体の予測が立てやすくなる

など、私たちダイバーにとっても嬉しいニュースです。


👙 ウェットスーツへの切り替えは「例年並み」に?

昨年までは黒潮の影響で、6月下旬頃からウェットスーツでも快適という早めの傾向がありましたが、
今年は黒潮が本来の位置に戻ったことで、水温の上昇ペースが少しゆるやかになるかもしれません。

そのため、以前のように「7月中旬頃」がウェットスーツの切り替え時期になりそうです。
もちろん、日照や風の影響もあるので、海況を見ながら無理のない装備選びを!


🌀 台風の進路にも注目!

黒潮大蛇行中は、本州への台風接近がやや抑えられていた年もありました。
しかし、今後は黒潮が東寄りの流路に戻ったことで、台風が日本付近を通過しやすくなる可能性も。

ダイビングでは台風の直接的な接近だけでなく、数日前からのうねりや視界不良などにも注意が必要です。
当店では台風情報もリアルタイムでチェックし、安全最優先のご案内をしています。


🌏 エルニーニョもラニーニャも「平常」状態

2025年5月現在、気象庁の発表ではエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生しておらず、
「平常」の状態が続く見通しです(秋ごろまでの確率は60%)。

これは、以下のようなポジティブな要素につながります:

  • 気温や水温が極端になりにくい

  • 台風や大雨の傾向に大きな偏りが出にくい

  • 海洋生態系も安定しやすい

つまり、ダイビングに適した安定した海況が期待できるシーズンになりそうです!


🧭 まとめ:2025年夏のダイビング、期待大!

項目 傾向
黒潮の流れ 大蛇行が終息、安定へ
ウェット切り替え 7月中旬ごろが目安
台風リスク 本州に近づく可能性も
エルニーニョ傾向 平常状態、極端な気象なし

セブンエースでは、日々の海況チェックを欠かさず、安全で楽しいダイビングをご提供しています。
黒潮の変化に合わせたポイント選び、装備アドバイスもお気軽にご相談ください!


✨今年の夏、安定した海で最高の思い出を作りましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

保存版【紫外線に要注意!】ダイビングと紫外線の強い季節&対策ガイドをセブンエースが解説!

こんにちは、ダイビングショップ「セブンエース」です!

海がキラキラと輝く季節になってきましたね。
この時期は、海も穏やかで水中の透明度も上がってきて、ダイビングに快適なシーズンです!

ですが、その一方で注意していただきたいのが「紫外線」です。今回は、紫外線が強くなる時期とその対策、そしてダイビングの合間に行う陸上での休憩時の注意点、さらには紫外線カット機能付きのダイビングマスクについてご紹介します。


■ 紫外線が強くなるのはいつ?

日本では5月から9月が紫外線のピーク。中でも6〜8月は特に紫外線量が高く、短時間の露出でも肌が真っ赤に焼けてしまいます。

南国の海では、4月頃からすでに夏のような紫外線量です。水温も上がり、ダイビングが楽しい時期ではありますが、日焼けによる疲労や体調不良を防ぐための対策が大切です。


■ 水中でも油断できない紫外線

水中にいるからといって安心はできません。紫外線は…

  • 水面で反射し、顔や首元を焼きやすい

  • 10メートル前後の深さまでは透過する

  • スノーケリングや安全停止中も紫外線の影響あり


■ 陸上での休憩時こそ注意!

実は、紫外線ダメージが最も蓄積しやすいのが陸上での休憩中なんです。ダイビングの合間に無防備で日差しを浴びると、次のダイブに影響が出ることもあります。

陸上休憩時の注意ポイント:

濡れたまま日向にいると、焼けやすく&体温が奪われやすい
→ ラッシュガードやタオルでしっかりカバーしましょう!

直射日光を避ける
→ 施設内に入るなど、なるべく日陰で休憩を!

水分補給を忘れずに
→ 紫外線が強い日は脱水や熱中症にも注意。こまめな水分補給を心がけましょう。

体を冷やしすぎない
→ 風がある日は濡れたスーツで体温が下がりがち。風よけのパーカーやタオルがあると安心です。


■ 紫外線カットのダイビングマスクで目も守ろう!

近年では、UVカット機能付きのマスクレンズも登場しています。

UVカットレンズのメリット:

  • 水中&水面での目の紫外線ダメージを軽減

  • 日差しの強い日もまぶしさを抑えて快適

  • 白内障などのリスクを長期的に予防

  • 「ミラーレンズ」や「UV420カット」など、見た目もおしゃれ

興味のある方はお気軽にご相談ください♪


■ セブンエースからのひとこと

紫外線の強い時期は、海の美しさもひときわ。
でも、快適にダイビングを楽しむには、紫外線対策や休憩中のケアも重要です。

初めての方も、ベテランの方も、しっかり準備して、最高のダイビング体験を楽しみましょう!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102

【ダイビング基礎知識】1回のダイビングでどれくらい潜っていられるの?その疑問にセブンエースが答えます!

こんにちは!
セブンエースのブログをご覧いただきありがとうございます。

体験ダイビングやライセンス講習のときによく聞かれるのが、

「1回のダイビングって、何分くらい潜るんですか?」

というご質問。

今回は、1ダイブで潜れる時間の目安と、どうして時間に限りがあるのかをわかりやすく解説していきます!


◆ 潜水時間の目安はどれくらい?

一般的なレジャーダイビングでは、1本のダイビングで20〜50分程度が目安です。
これは体験ダイビングでも、ファンダイビングでも大きくは変わりません。

セブンエースのファンダイビングでは、水深や残圧(エア)を見ながら30~60分前後潜ることが多いです。


◆ 潜れる時間は何で決まる?

ダイビングの潜水時間には、以下のような複数の要素が関係します。

1. タンクの空気の量(残圧)

  • 一番大きな要素です。

  • 通常のアルミタンク(10〜12L)には200気圧ほどの空気が入っています。

  • 呼吸が速い人や、動きが多いダイビングでは早く空気が減ります。

2. 水深

  • 深く潜るほど、水圧の影響で空気の消費が早くなります

  • たとえば10mと30mでは、同じ動きでも使う空気の量が大きく違います。

3. 無減圧潜水時間

  • 一定時間を超えて深く潜ると、「減圧停止」が必要になります。

  • レジャーダイビングでは、減圧不要な範囲(無減圧)で潜るのが基本です。

4. ダイバーの体力・経験

  • 初心者は緊張で呼吸が速くなりがち。

  • 落ち着いて潜れるようになると、空気の持ちがよくなって潜水時間も長くなります。


◆ 長く潜れればいいってものではない?

その通りです!
安全を最優先に考えると、「どれだけ長く潜れたか」よりも「安全に気持ちよく潜れたか」が大切です。

セブンエースでは、常にインストラクターがダイバーの様子を確認しながら、

  • 残圧

  • 水深

  • 潜水時間

  • ダイバーの疲れや寒さ

などを総合的に判断して、安全なタイミングで浮上します。


◆ セブンエースの取り組み

当ショップでは、初心者からベテランまで安心して潜っていただけるように、

  • エアの使い方が不安な方には呼吸ペースのアドバイス

  • タンク残圧や安全停止の管理はスタッフがしっかりサポート

  • その日の海況に応じた無理のないプランを提供

を徹底しています。


◆ まとめ

  • 1回のダイビングは20~50分程度が目安

  • 潜水時間は、エアの残量・水深・無減圧時間・個人差で変わる

  • 長く潜ることより、安全に楽しむことが大切!


安心・安全に楽しめる海を、ぜひ一緒に体験してみませんか?
ダイビングの疑問や不安があれば、いつでもセブンエースにご相談ください!

ご相談などはお気軽にどうぞ!

ダイビングショップ セブンエース (都市型ショップ 少人数制 マンツーマンもOK)

https://sevenace.net/

mail@sevenace.net

〒164-0014 東京都中野区南台1-14-5 ハピネス加藤102