ダイビング中に周りを見る余裕を作る方法

スキル・安全

ダイビングを始めたばかりの頃は、

「浮く!」
「沈む!」
「耳抜きしなきゃ!」

と、自分のことで精一杯になることがほとんどです。

そのため、

「魚をあまり見られなかった…」

「周りの景色を楽しむ余裕がなかった…」

という方も少なくありません。

でも、それは決して珍しいことではありません。

経験を重ねることで、少しずつ周りを見る余裕が生まれてきます。

今回は、その余裕を作る方法をご紹介します。


まずは自分を落ち着かせる

周りを見るためには、

まず自分自身が落ち着いていることが大切です。

呼吸が速くなっていたり、

常に焦っていたりすると、

視野は自然と狭くなります。

そんな時は、

大きく息を吸うよりも、

ゆっくり息を吐くことを意識してみましょう。

呼吸が落ち着くだけで、

気持ちにも余裕が生まれます。


無理について行こうとしない

「みんなに遅れないように。」

そう思う気持ちはよく分かります。

しかし、

焦って泳ぐと、

呼吸が乱れ、

周りを見る余裕もなくなります。

インストラクターは参加者のペースを見ながら進んでいます。

無理をして急ぐよりも、

落ち着いて潜る方が結果的に楽に泳げます。


中性浮力を意識する

浮力調整が安定すると、

浮く・沈むことばかり気にしなくて済むようになります。

すると、

自然と視線を周りへ向けられるようになります。

魚を探したり、

景色を楽しんだりできるのは、

中性浮力が少しずつ身についてきた証拠でもあります。


止まる時間を作る

泳ぎ続けていると、

周りを見る余裕は生まれにくくなります。

魚を見つけた時や、

きれいな景色が広がっている時は、

一度止まってみましょう。

止まることで、

今まで見えていなかった小さな生き物に気付くこともあります。

「止まる技術」は、

海を楽しむためにも大切です。


視線を少し遠くへ向ける

初心者の方は、

つい自分の手や計器ばかり見てしまいがちです。

もちろん確認は大切ですが、

そればかりでは周りの景色を見逃してしまいます。

時々顔を上げて、

少し遠くを見るだけでも、

海の広さや魚の群れに気付けることがあります。


余裕は経験とともに増えていく

最初から海の景色を楽しめる人は多くありません。

1本目より5本目、

5本目より20本目。

経験を重ねるたびに、

少しずつ余裕が生まれてきます。

だから、

「今日は魚をたくさん見られなかった」

と落ち込む必要はありません。

焦らず一歩ずつ経験を積んでいきましょう。


余裕ができると海はもっと楽しくなる

周りを見る余裕が生まれると、

ダイビングは大きく変わります。

魚だけでなく、

小さなエビやカニ、

色鮮やかなウミウシ、

差し込む光、

砂地の模様など、

今まで気付かなかった景色が見えてきます。

海の魅力は、

「見る余裕」ができるほど広がっていくのです。


ダイビング中に周りを見る余裕は、

特別な才能ではありません。

呼吸を整え、

無理をせず、

中性浮力を身につけることで、

誰でも少しずつ余裕を持てるようになります。

そして余裕が生まれるほど、

海の楽しさはどんどん増えていきます。

次のダイビングでは、

少しだけ顔を上げて周りを見渡してみてください。

きっと今まで気付かなかった海の魅力に出会えるはずです。


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